CLUB Lightningのアイテム開発の裏話を、モヒカン小川と森下直哉氏で話してみた。

ここ数年、誌面と同様に力を入れているCLUB-Lightningのアイテム開発。実は販売に至るまでに、実はさまざまな思いや紆余曲折があるんです。販売ページには書かれていない裏話や個人的な感想、開発への思いを「言わせてもらいます!」。

モヒカン小川|ライトニングの古参編集者であり、革の伝道師。先日取材で訪れた酷暑のアメリカでも外出中は一度も革ジャンを脱がなかったというほどにレザーを愛する男。あと歩道橋も好き。

「トリプルコラボってすごいっすね」

森下直哉|実業家であり、SNSを中心としたインフルエンサー。BRUNELの藤田氏という共通の知人を通じて知己を得たモヒカン小川と別注アイテムについて、しばし語ってもらった

モヒカン小川 (以下/小川)撮影に協力してくれて本当にありがとう! しかし、めちゃくちゃ似合ってるね。

森下直哉(以下/森下)お声がけいただいて嬉しいです。

小川 それぞれの印象はどう?

森下 3社コラボってやばいですね。小川さん大物だなーって。

小川 直哉くんみたいな大物に言われたら困っちゃうよ。ブルネルの藤田くんも頑張ってくれた。

森下 魂を感じますね。

小川 赤茶芯のバッグは?

森下 そんなに革に詳しくないんですけど、これ、かなり珍しいですよね? 基本的に、俺は他人と被るのが嫌なので「他にないモノ」に惹かれる傾向が強いんですよ。そういう人にとっては嬉しいアイテムじゃないかなと。

小川 そう。これはかなり珍しい。茶芯はあっても、赤茶芯はそうそう見ないからね。

森下 「これは他にはないな」って思うとすぐに「これください」ってなります(笑)。それと俺、結構モノの扱いが雑なんですけど、アジが出やすいのも嬉しいし、それが赤ってギミックがすごい好き。「育てる」楽しみも味わえるし。

小川 そこは茶芯の醍醐味だからね。おれは散歩好きだから、本とかタバコとか鍵とか持ち歩くのに便利だなと思ってるんだけど。

森下 それめっちゃ便利でした。実は俺、ワンちゃんと住んでるんですけど、散歩の時にめちゃ使いやすいです。ワンちゃん用のペットボトル引っ掛けるのにこのD環が最高です。

小川 おおー。そんな使い方があるのか。これは新しい発見だね。ホットロッドやハーレーのお供にもぜひ!

革から別注した異例の3社コラボ

ブーツや革ジャンと同じように、帽子にもこだわって欲しいという思いから、モヒカン小川が革から別注。素材を手掛けたのは新喜皮革だ。しっとりと、それでいてハリのある1.3㎜厚のベジタブルタンニンのホースハイドという思い入れたっぷりのレザーと共に、BRUNEL&Co. HATMAKERSに制作依頼。3万3000円

購入はこちらから!

「ワンちゃんの散歩で持ち歩くペットボトルを掛けられるのが最高」

定番のヘルメットバッグをあえて「小さくしてしまおう」というアプローチで企画したその名もミニメットバッグ。さらに、人気の茶芯の次に開発した「赤茶芯」を採用した意欲作。「他人と被るのが嫌」という森下直哉氏と同様、モノ選びに一家言ある人にこそ使ってもらいたい。6万8200円

購入はこちらから!

(出典/「Lightning 2025年10月号 Vol.378」)

この記事を書いた人
モヒカン小川
この記事を書いた人

モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

Pick Up おすすめ記事

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...