ただの買い物とは違う、“感動体験”がそこにはあった。

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、兄弟誌2ndの企画のために最近は昔の映画を観て勉強しています。『タクシードライバー』、『クレイマークレイマー』など。登場人物の装いがカッコ良すぎて痺れました!」と語る若手編集・みなみ 188がお届け!

Pt.Alfred 58118 チノパンツ

兄弟誌2ndの編集部に配属されてもうすぐ2年半。「Ptアルフレッド」の名物店主・本江さんは、入社当初から取材をさせていただいたり、さらには企画の相談にも乗ってもらったりと、かなりお世話になっていました。

そんな昨年オープンから30周年を迎えた同店の代名詞ともいえるチノパンを「いつかは買おう」と思いつつ、先延ばしにしていたのですが、先月ようやく買うことができました。本江さんには半分冗談で「遅いよ……」と 言われてしまいましたが(笑)。

肉厚なチノクロスやシルエットの美しさなど、プロダクトとしての良さはもちろんですが、何よりも感動したのは本江さんに選んでもらえたということ。僕の身体をひと目見て、壁一面パンツ棚から選んで「これ穿いてみな」と渡してくれたパンツはなんとサイズがピッタリ!

さらには、「ベルトのサイズをワンサイズ上げた方がいい」とか、「そのローファー、ソール交換した方がいい」とか、ほかのアイテムについてもたくさんアドバイスをくれました。30年以上店頭に立ち続けるリビングレジェンドの“接客”を受けることができて本当に嬉しかったです。お店に行かなくてもオンラインで簡単にモノが買える時代に、お店に足を運んで買い物をすることの素晴らしさを改めて感じました。

昨年30周年を迎えた恵比寿の名店「Pt.アルフレッド」の名物店主・本江さんに選んでもらったオリーブのノータック。高密度に織り込まれた嵩高なチノクロスを採用しており、一般的なチノパンの生地が9オンスなのに対して、こちらは11オンス! ガシガシ穿き込んで自分だけの1本に育てたい。1万9800円(Pt.アルフレッドTEL03-3477-7952)

触ってみるとわかるが、採用しているチノクロスはとにかく嵩高で頑丈。足を通すと安心感さえ感じられる。程よい光沢も◎。

フロントはジッパーフライ仕様。ウエスト内側には、ドレストラウザーズなどに多くみられるディテールである、持ち出しが付く。

バックポケットは片玉縁仕様。[45カーキ]などにみられる意匠だ。ポケット口には補強のためのD管止めが施されている。

腰回りは少しゆったり、裾にかけてストンと落ちる美しいシルエットは惚れ惚れするほど。カジュアルな装いにはもちろん、ドレススタイルとも好相性だ。

(出典/「Lightning 2025年10月号 Vol.378」)

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みなみ188
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みなみ188

ヤングTRADマン

1998年生まれ、兵庫県育ちの関西人。前職はスポーツ紙記者で身長は188cm(25歳になってようやく成長が止まった)。小中高とサッカーに熱中し、私服もほぼジャージだったが、大学時代に某アメトラブランドの販売員のアルバイトを始めたことでファッションに興味を持つように。雑誌やSNS、街中でイケてるコーディネイトを見た時に喜びを感じる。元々はドレスファッションが好みだったが、編集部に入ってからは様々なスタイルに触れるなかで自分らしいスタイルを模索中。
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