1998年開業。代官山のほか渋谷・京都にも店舗を構えるメガネ界の巨匠ショップ「グローブスペックス代官山」

運命の一本を見つけるには、信頼できる店選びから始めたい。今回紹介するのは、日本を代表するメガネ店だ。

業界の発展に尽力するメガネ界の巨匠ショップ「GLOBE SPECS DAIKANYAMA STORE」

1998年に開業したグローブスペックスは、眼鏡をファッションアイテムとしての地位に押し上げ、業界に変革をもたらした先駆者だ。圧倒的な認知度と独自の視点によるセレクトで、国内外問わず多くのファンを持ち、今もなお業界をリードする唯一無二の存在として知られている。

現在は渋谷・代官山・京都の三店舗を展開。なかでも代官山店は、オープン当初は駅前のテナントに店を構えていたが、現在は移転し、路面店として落ち着いた佇まいを見せている。取り扱いは30を超えるブランドに及び、クラシックかつオーセンティックなモデルからファッション感度の高い最新作まで幅広くラインナップ。

さらに店舗営業の傍ら8ブランドの日本総代理店を務め、世界中から新進気鋭の眼鏡ブランドを見つけては輸入しブランドの普及に尽力している。眼鏡の探求に対する熱量は創業当時から変わらず、店舗を訪れれば、きっと何か新しい発見と出会いがあるはずだ。

座りながらじっくりとフィッティングができるように革張りの名品チェアが並ぶ代官山店。正面には店舗名が刻まれた大きな看板が掲げられていてる。アンティークの家具やそれ以外の調度品すべてに物語が感じられる、そんな印象を残す。

こだわりの家具に悠然と並ぶメガネ。同じ棚を誂え、並べることで空間に統一感が生まれている。

路地裏に隠れ家的に店を構える代官山店。店先の豊かなグリーンも印象的だ。

圧倒的なアイテム数に対して空間は広々。ゆっくりとくつろぎながらメガネを吟味できる。

売り場には一見すると店内を飾り立てるプロップスのようだけど、実は売り物というアイテムもあるので、気になるものがあったら尋ねてみるのが吉。

「グローブスペックス」代表・岡田哲哉さん|アフターケアだけでも承りますので、お気軽にご来店ください。他店でご購入されたものでも大丈夫です。また秋には渋谷店が奥渋エリアへ移転します。そちらも是非ご期待ください。

【DATA】
東京都渋谷区猿楽町11-19 アルファーストII 1F TEL03-5459-3645 12時 〜19時 水曜休 http://www.globespecs.co.jp

「グローブスペックス代官山」で見つかる、おすすめのメガネ5選

オールドジョーグローブスペックスオプティカルコー

ヴィンテージにありそうで実在しないデザインをあえて起こしたという一本。陸上のトラックをモチーフにしたラウンドスクエアと高めのブリッジが強い存在感を放つ。4万2900円

オールドジョーグローブスペックスオプティカルコー

男性が掛けられるキャットアイがテーマのバディ。50’sのアメリカのミュージシャンで、実際にキャットアイを掛けていたバディ・ホーリーをモデル名の由来とする。4万9500円

ラザールステュディオ

ダブルブリッジのティアドロップ型をアセテートで作り込んだ、大振りな一本。テンプルエンドの特徴的なデザインはハーレーのフレームをデザインソースとしている。8万2500円

ルノア

スティーブ・ジョブズが掛けていた名モデルは、実は彼自身のオーダーメイドが定番品となった。いまなおファンが多く、試着されることなく買われていく稀有な存在。5万6100円

アーレム

研磨してから再び削り落とすことでマットで直線的な意匠と立体感を落とし込んだモデル。飾り鋲やテンプルの芯に22金メッキが施され、ラグジュアリーな仕上がり。7万4800円

(出典/「Lightning 2025年9月号 Vol.377」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...