農業用ハウスの中古の骨組みを流用して自宅脇に作った、趣味を全て詰め込んだガレージ空間。

趣味のために建てたガレージの中に作ったのは大好きな音楽を楽しむためのスペース。レコードプレーヤーに針を落としてソファに座れば、金網越しに愛車を眺めながら時間を忘れて大好きな音楽を堪能することができる至福の空間!

音楽を楽しむためのプライベートスペース。

栃木県の粂川さんは、自宅敷地内に大好きなアメリカ車やハーレーを収めるため、今から9年ほど前にガレージを建てることとなった。農業用ハウスの中古の骨組みを流用することで、通常よりもかなり格安で建てることができたというガレージは、横に長い構造で、シャッターが6枚も並ぶ。そのうち4枚分のスペースには大好きなアメリカ車が格納されているが、今回紹介するのは、残りのシャッター2枚分のスペースだ。

内部は繋がっており、半分にハーレーが2台収まっている。そして残りの半分のスペースには、ウッドフロアの小上がりを設置し、ここを音楽を楽しむためのスペースとして活用しているのだ。

ちなみにバイクスペースと音楽スペースの間には、インダストリアルなフェンスを設置しているが、これは粂川さんがウォルターヒル監督の映画などのワンシーンをイメージして倉庫風のイメージで製作したものだ。

壁面には大量のレコードコレクションを並べてディスプレイできるよう加工したレコードウォールとなっており、若い頃から所有しているレコードがズラリと並ぶ。ソファに腰掛けて愛用のレコードプレーヤーで音楽を愉しむ時間は至福のひとときなのだ。

ガレージ内ながら、あえてウッドフロアの小上がりとすることで、靴を脱いでくつろぐスペースとしているのが特徴。これが落ち着いて音楽を楽しむことができる秘訣だ。

粂川さんは元々別の場所に住んでいたそうだが、この場所に自宅を建てて引っ越したのを機に念願のガレージ製作に踏み切ったそうだ。

ガレージ建屋には、全部で6つのシャッターが並ぶ。うち4つはアメリカ車を格納してあり残りの2枚分がバイクと音楽のスペースで、側面にドアを設けてある。

隣はハーレーを格納するためのスペースで、現在は’23年のハイウェイキングと’00年フェニックス(ショベルのリジッドチョッパー)が並んで収まっている。

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Pick Up おすすめ記事

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...