デカ穿き派でも納得できるシルエット。スタイリスト金田さんが「Betty Smith」のジーンズをレコメン!

国内におけるデニムの聖地である児島に、1962年に創業したベティスミスのジーンズを革小物職人や木工アーティスト、アウトドアプランナーなど様々な職種の人たちに穿いてもらった。今回はスタイリストとして本誌でも活躍中の金田太郎さんにその穿き心地を体感してもらった。

スタイリスト・金田太郎さん|ファッション誌を中心に雑誌、広告、アーティストなどのスタイリングを手掛け、幅広いジャンルで活躍。「色遊び」を取り入れたコーディネイトが特徴で、カジュアルからモードまで幅広いスタイリングをこなす人気スタイリスト

デカ穿き派納得の、穿きやすいシルエット

ファッション誌を中心にスタイリストとして活躍する金田太郎さんが普段から好んで穿いているパンツは、ぴったりと体にフィットしたものよりもかなり太めのスタイル。いわゆる“デカ穿き”だ。

「太ももが少し太めなので、それをカバーする意味もあって、太めのシルエットを好んで穿いています。他ブランドのジーンズは34インチを選ぶのですが、ベティスミスのジーンズは生地が柔らかく、普段よりもさらにゆったりと穿きたかったためワンサイズアップを選びました。それでもシルエットがとてもきれいなので、変にだぼっとした印象は全くなく、デカ穿き派の僕でも納得のカタチです。ゴワゴワ感もなく、最初からとても穿きやすいです」

今回選んだジーンズは金田さんにとって“ポップなヘリテージ”だという。歳を重ねるごとに少しずつファッションスタイルが変わっていくもの。ベティスミスはその年代に合ったスタイリングを楽しめるし、逆に若いときに着ていたスタイリングを大人っぽくもできるという。

「SDGsといった新しい取り組みを常に発信していることにも注目しています。またジーンズ作り体験ができたりミュージアムがあったりと、デニムを通して家族で楽しめるレジャー施設があるのも服好きとって嬉しいですよね。ジーンズ初心者はもちろん、上級者も楽しめるブランドですね」

色気ありめのウエスタンコーデ

ブラウンのジャケットと組み合わせることで、大人の色っぽさを表現。髪が明るめななので、濃いめの色とアイウエアとウエスタンブーツを用いることでハードな印象ながらも落ち着いた雰囲気に仕上げた。

アメリカテーマの大人の色遊び

星条旗のトリコカラーを取り入れた遊び心たっぷりのコーデ。上半身の一部とフットウエアに同じ色を持ってくるとバランスがよくなる。

金田太郎さんが着用しているのはこちら!

14ozのストレート・セルヴィッチデニム「711-0118」。1940年代のストレートシルエットを再現したジーンズで、ヴィンテージジーンズ好きにもおすすめの一本。サイズは大きめの36インチをセレクト。2万2000円

フロントはボタンフライの仕様。14ozの生デニムを採用しているため柔らかく、初心者にもおすすめの一本に仕上がっている。

革パッチにはベティスミスのロゴの焼き印。シンプルなデザインなのもベティスミスの魅力のひとつ。経年変化も楽しめるパーツでもある。

【インフォメーション】

■ ベティスミス銀座(期間限定ショップ)
2025年8月31(日)まで
定番商品の販売と、特許取得カスタマイズジーンズ作りの体験専門店。
〒104-0061 東京都中央区銀座4丁目-1-先
NISHIGINZA B2F 問い合わせ/TEL03-3566-4164

■ Betty’s Market Vo.2
2025年5月4日(日)、5月5日(月)
ハンドメイド商品やグルメが楽しめるベティスミス主催のイベント。
〒711-0906 岡山県倉敷市児島下の町5丁目2−70
Betty Smith ジーンズミュージアム&ヴィレッジ Betty’Store 前アーケード
問い合わせ/086-473-4460

【問い合わせ】
ベティスミス
https://betty.co.jp

(出典/「Lightning 2025年6月号 Vol.374」)

この記事を書いた人
めぐミルク
この記事を書いた人

めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
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