ガレージライフで活用したい、アシックスのワーキングシューズ!

近年のスニーカートレンドにおける中心的な存在であるアシックス。ランニングシューズのイメージが強い同社であるが、実は密かに人気を集めているのが、ワーキングシューズ。その機能美溢れるデザインと最先端のテクノロジーを駆使した同作は、日常の様々なシーンで活躍する。

“ワーキングシューズ”と“安全靴”の違いとは?

今回紹介するワーキングシューズ(プロテクティブスニーカー)と、アメカジ定番のエンジニアブーツを筆頭とした安全靴は似て非なるものだ。両者ともつま先に先芯が入っているという点では同じだが規格が違っている。前者はJSAA(公益社団法人日本保安用品協会)が定めた安全性や耐久性の認定基準をクリアしたシューズ。後者はJIS(日本産業規格)合格したシューズだ。基準となる数値はほぼ同じだが、違いはJISは使用できる素材が決まっていると言う点だ。ワーキングシューズは、安全靴と比べて使用する素材やデザインに自由度があり、軽量なので日常使いも可能である。

「耐久性や防水性に長けてるから日常使いもできますね!」

日本を超えて海外から支持されているヘッドウエア専任ブランドであるH.W.ドッグの代表を務める弦巻さん。先日原宿でディスターコーヒーをオープンするなど、バリスタとしての顔も持つ。そして大のバイク好きであり、ハーレーのナックルヘッドが愛車だ。
そんな弦巻さんのライフスタイルに、アシックスのワーキングシューズを落とし込んだ感想を聞いた。
「ミリタリーシューズにも通ずる無骨さや機能美があって、合わせやすいなというのが第一印象。今日はバイクに乗るので、古着のブラックデニムを合わせたのですが、うまくマッチしています。
ハイテクなデザインだとデニムに合わないのですが、ワークやミリタリーのテイストもあるモデルなので、うまくハマってくれました。
履いてみて驚いたのが、その軽さですね。インソールもしっかりと考えられていて、土踏まずをサポートしてくれるため安定感があって、歩きやすい。片手でシューレースを調整できるから、この便利さを知ると、ブーツが億劫になるかも(笑)。
アッパーは耐久性があって、しかもゴアテックスを搭載しているから雨の日や水を使った作業、店舗でコーヒーを淹れる時なども使えますね。ソールもグリップ力があって滑りにくいので、オイルが垂れやすい旧車を持つ方々のガレージライフには、うってつけではないでしょうか?
バイクで出掛けた先で歩くとなると、いつものワークブーツだと辛いのですが、このワーキングシューズだとストレスがないのも魅力ですね」
日常でのワーク作業で選びたい一足であるワーキングシューズ。機能美溢れるデザインと最先端のテクノロジーを落とし込んだプロダクツは、デイリーユースでも大活躍してくれる逸品と言えよう。

弦巻史也さん/THE H.W. DOG&CO.デザイナー|1986年生まれ。東京都出身。デザイナーとして活躍した後に、2015年からTHE H.W.DOG&CO.をスタート。自身がバリスタを務めるディスターコーヒーも手掛け、原宿に新店をオープン。この日はオールブラックのコーディネイトで、ワーキングシューズを着こなしている。サーマルのカットソーとブラックジーンズは古着を着用。バイク乗りらしくウォレットチェーンを装備。

快適なガレージライフをサポートする機能性とは? WINJOB CP604 G-TX BOA

片手でシューレースの調整ができる人気のBOAシリーズに、防水透湿素材の象徴であるゴアテックスを採用したハイスペックモデル。アッパーは人工皮革と合成繊維、合成樹脂のコンビネーションで、まるでミルスペックのような無骨な雰囲気に。滑りにくく、クッション性に優れたソールもアシックスらしい機能といえる。各2万5300円

BOA®フィットシステム。

細やかな調節が可能なダイヤル、軽量で切れにくいレース、摩擦の少ないガイドの3つのパーツで構成された独自の機構。素早く着脱することができる。3Eと広めのワイズであるが、抜群のフィット感を得られる。

GORE-TEXファブリックス。

米軍のミルスペックでも採用されている防水透湿素材の代名詞であるゴアテックスを採用している。長時間履いても蒸れにくいので、快適さをキープしてくれる。もちろん内部に水が侵入する心配もない。

他にも様々な機能を搭載!

CPグリップソール。

つま先部とかかと部の巻き上げ、ソールの溝を広く深くすることで、不整地でも路面をとらえやすい独自のソール。耐滑性にも優れているため、オイルなどで滑りやすいガレージでも安心である。

再帰反射材。

夜間作業の視認性に配慮して、かかと部分には再帰反射材(リフレクター)を装備している。ワーキングシューズならではの安全性への配慮であるが、デイリーユースで使用する際にも役立つポイントだ。

fuzeGEL内蔵。

ランニングシューズで培ってきたアシックスのテクノロジーは、ワーキングシューズにも活かされている。ミッドソール部分にfuzeGELの機能を融合させることで、抜群のクッション性を実現させた。

トゥアップ設計/TPU補強/A種先芯。

ガラス繊維強化樹脂製の軽量先芯をつま先に搭載しており、安全性と軽量性を両立させているのがポイント。さらにつまずきにくいトゥアップ設計や、つま先部のTPU補強なども機能的な意匠を持つ。

【DATA】
アシックス ワーキング公式サイト:
https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/working
WINJOB CP604 G-TX BOA 詳細ページ:
https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/working/winjob-cp604-g-tx-boa
アシックス ワーキング 公式Instagram:
https://www.instagram.com/asics_working/

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

Pick Up おすすめ記事

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...