港ヨコハマ、’50sカルチャーの新名所「マウナケア・ギャラリーズ」

アロハシャツの全盛期は1950年代。ハワイで広がったアロハシャツがアメリカ本土へも浸透していった。’50sカルチャーを語る上で欠かせないのがアロハシャツなのだ。そんなアロハシャツが1年中豊富に揃うマウナケア・ギャラリーズが横浜関内に移転して新装開店! アロハ好き、ミッドセンチュリー好きにはホットなニュースだ。

1年中アロハシャツ! その在庫量は日本一。

ヴィンテージアロハシャツのリプロダクションにおいて、質、量ともに世界一と誰もが認めるサンサーフ。そのコレクションがこのショップの目玉。毎年春から夏にかけてリリースされる新作はもちろん、過去の作品もストックされる。マウナケア・ギャラリーズにしか存在しない別注アイテムなどもあり、アロハシャツファンにとっては聖地となっている。サイズバリエーションも豊富で、女性客も満足できる。一年中、ハワイのカルチャーに触れられる貴重なショップだ。

ヴィンテージアロハシャツのモチーフとしても有名なマトソンラインのメニュー。アメリカハワイ航路を結ぶ豪華客船のレストランで使用されていた。ユージン・サベージという画家による作品群で、実物がコンプリートで飾られているのも必見。

ハワイのヴィンテージカルチャーを伝えるマウナケアギャラリーズは、アロハシャツ以外にも多くのヴィンテージアワイアナがディスプレイされている。世界的にコレクターの多いフラドールも、コンディションの良いものばかりが揃う。

関内への移転を記念してリリースされた「ランド・オブ・アロハ」のサンサーフによる実名復刻ロングスリーブバージョンという別注品。ハワイで20世紀を代表するアロハシャツに選ばれた名作柄だ。20色を超える多色刷りなど忠実にヴィンテージを復刻。

ミッドセンチュリーのアロハに合う服!

ミッドセンチュリーのアメリカでは、後世に残る数多くの服が誕生した。スカジャン、デニム、ミリタリーなど本誌読者にお馴染みのアイテムの多くがミッドセンチュリーに黄金期を迎えた。それらの貴重なヴィンテージを忠実に再現するテーラー東洋、シュガーケーン、バズリクソンズなどの商品も充実。コーディネイトサンプルが多く、主張の強いアロハシャツとの組み合わせに最適解を示してくれる。

【DATA】
MAUNA KEA GALLERIES
横浜市中区尾上町1-4-1 関内S T ビル1階
TEL045-323-9103

(出典/「Lightning 2024年4月号 Vol.360」)

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松島親方
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松島親方

買い物番長

『Lightning』,『2nd』,『CLUTCH Magazine』男性スタイル&カルチャー誌の統括編集長。ロンドンのセレクトショップ「CLUTCH CAFE」のプロデューサーも務める。 物欲を満たすためには海をも越え、全地球規模で買い物を楽しんでいる。
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