2ページ目 - 公道で味わう、究極のカスタムZのハイパフォーマンス。

1977 FAIRLADY Z|強大なパワーを有効活用するカスタマイズ仕様。

エンジンはL283リッター仕様。水上自動車でポート研磨やビッグバルブを組み込んだヘッドや、オリジナルカムを使用し、乗りやすい3リッターに。ボディ剛性確保のためにストラットタワーバーを装着している。

キャブレターはソレックスのφ 50で、排気熱の悪影響を排除すべくエキマニとの間には遮熱板を装着する。

ラジエターはあえてアルミ製ではなく、純正スタイルのままコア増しをしたものにしている。経験上、街中ではスティールラジエターの方がよく冷えるとのこと。

見た目こそオリジナル然としたダッシュ周りだが、実は細部をアップデートすることで、快適に走るための工夫が随所に詰まっている。NISMO6速のシフトレバーは違和感ない位置に収まっている。

メーター類は全てスタック製で統一。タコメーターの周囲にはワーニングランプを配置。ステアリングコラム上にはAF計をセットする。

エアコンは、アメリカヴィンテージエアー社製のユニットを使ってコンパクトにマウント。ダッシュ中央にビレットの操作スイッチが備わる。

点火系はMSDで強化。助手席足元に設置している。

そしてシートはBRIDEのヒストリックスローバケットを左右に搭載。旧車のハイパフォーマンスカーに最適なシートのひとつだ。

ボディはアルミ製の11点式のロールバーをセットする。またリアのストラットタワーバーにはシートベルトマウントを追加し、タカタの4点式ハーネスを装着する。

BRIDEのシートはローバック形状で旧車に似合うだけでなく、筐体にカーボンを採用し驚くほど軽量なのも水上さんがチョイスした大きなポイントだそう。

センターコンソール後部にはロベルタカップの操作スイッチを設置。段差などを超える際には、スイッチ操作で車高が上がる仕組み。

バケットシートが深いため、ステアリングは脱着式となっている。

ラゲッジスペースはカーボンパネルで覆われ、その下には安全タンクを装着。綺麗に並んで配置されたアルミパイプの配管が美しい。

この角度から見ると、如何にリアホイールが張り出しているかがよくわかる。パンデムのフェンダーをさらに1インチ拡幅させたのだ。

SPEC
エンジン:L28型改3リッター トランスミッション:NISMO6MT(S15用加工) サスペンション:アラゴスタ車高調+ロベルタカップ ホイール:カスタムメイド(F)16×9.5J(R)17×12J タイヤ:ADVAN NEOVA(F)225/45-16(R)245/40-17

DATA
MIZUKAMI AUTO
362-0808 埼玉県北足立郡伊奈町小針新宿717-1
TEL048-729-1330
営業時間:9:0020:00

※情報は取材当時のものです。

(出典/別冊Lightning Vol.231VINTAGE AUTO 快適旧車のススメ。」

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

Pick Up おすすめ記事

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...