冬はデザートワインでホットワインにして洒落込んでみない?

「愛用のグラスはイッタラの耐熱ガラスで、持つときに熱くないようにカバーが付いている。ホットでもアイスでも両方使えるので、自宅での使用頻度はかなり高い」。そんなグラスを手に入れたこともあり、最近ハマっているのがホットワインというライトニング編集部の紅一点・めぐミルク。どんなワインが合うのか、スパイスを加えたりとアレンジも楽しめそうだ。

「甘味果実酒」と書いてあればホットワインにして楽しめる!

ひとり分のホットワインを作るならマグカップにワインを入れて電子レンジでチンをするだけでOK。数人分を作る場合は、鍋に入れて沸騰する手前で火を止めるのがポイントだ(沸騰するとアルコールが飛んでしまうので注意)。写真のようにシナモンを入れると味変を楽しめる。レモンやオレンジなどの柑橘を数滴垂らすのもアリ

きっかけは、弊社が運営しているレストラン「用賀倶楽部」でもらった「ジ・アグリー・グリュー・ワイン」だった。説明を読むと、スペイン産のブドウに柑橘類やスパイスを加えたホットワイン用のワインらしい。ホットワインのことをドイツ語で「グリュー・ワイン」と呼び、「アグリー」は不格好なとかダサいという意味を指す。

アメリカでは12月の第三日曜日に、おばあさんが編んでくれた着るにはちょっと恥ずかしいダサいセーターを着てお祝いをする「The Ugly Christmas Jumper Day(ダサいクリスマスセーターの日)」があるそう(そんなシーンを映画『ブリジット・ジョーンズの日記』で観たな。舞台はイギリスだったけれど)。なんかアメリカっぽいいい話だ。

まずはホットにはせずにそのまま飲んでみた。普段あまり甘いワインは飲まないのだけれど、このワインはスパイスが効いていてなかなか美味しい。ちょっとハマりそう。冬にはやっぱり温かいお酒を飲みたくなる。私の定番は焼酎お湯割りの梅干し入り、そしてたまに熱燗。

これからはホットワインがバリエーションに加わることは確定だ。ワインについてあまり知識がないので、ホットワインにどのワインが合うのか、研究にしがいもある。シナモンとかスパイスを入れて遊んでもいいかもな。

ホットワインに合いそうだなと思うワイン選びのヒントになるのが、「甘味果実酒」の表記。これをベースに好みのスパイスを加えていく
近所のスーパーで購入したデザートワイン。甘いジュースのようだけれど実はアルコール19度超え。これはスパイスを入れて楽しみたい
「ダサいセーター」をモチーフにしたパッケージデザインがキュート。クリスマスが過ぎても欲しい一本だ。用賀倶楽部にて2178円で販売

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2024年2月号 Vol.358」)

この記事を書いた人
めぐミルク
この記事を書いた人

めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

Pick Up おすすめ記事

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...