【東京クラフトビール図鑑】三重県以外では初となる伊勢角屋麦酒公式店の「伊勢角屋麦酒」(八重洲)

東京駅八重洲口からすぐというアクセス抜群の立地に、古くからのクラフトビールファンも多い伊勢角屋麦酒の公式店がある。ビールとともにいただけるのはブルワリーがある三重県の名物を使った料理。場所柄仕事帰りの会社員も多く、常に賑わいを見せる活気ある店だ。

三重県の食材とともに伊勢角屋麦酒が楽しめる公式店。

店内は壁やテーブル、椅子などに木材が使用され、和の温かみが感じられる。テーブルは40席

東京駅八重洲中央口から徒歩約6分、オフィスビルのエスカレーターで地下1階に降りていくと、目の前に飛び込んで来るのが伊勢角屋麦酒のロゴが際立つ暖簾だ。三重県以外では初となる伊勢角屋麦酒公式店の「伊勢角屋麦酒八重洲店」である。しかも、13種類もの伊勢角屋麦酒が飲めるのは日本でこの店だけ。

伊勢角屋麦酒とは、1575(天正3)年創業という伊勢詣での海の玄関口・舟参宮の茶屋「角屋」が、1997年からビール醸造を始めたブルワリーである。数々の世界的なコンテストで賞を受賞しているが、中でもイギリスで2年に1回開催されるInternational Brewing Award で、2019年、ペールエールが2大会連続金賞を受賞するという快挙を成し遂げた。

タップを目の前にして飲めるカウンター席は5席。テーブル席は予約可能だが、カウンター席はお一人様のためにあえて予約は取らないのがうれしい

ビールに合わせるフードは、三重県をテーマに、食材を三重から直送し、鳥羽・伊勢志摩の牡蠣、尾鷲マグロ、伊勢真鯛などが味わえる。味付けには伊勢角屋が100年前からつくっている醤油や味噌なども使用。また、最後の締めには伊勢うどんが大人気だという。

伊勢角屋麦酒のフルラインナップ、三重県直送の食材を使った料理、東京駅からすぐ行ける便利な立地も相まって、東京で三重に旅行したかのような気分になれると、近隣のビジネスマンやビールファンの予約が殺到している人気店だ。

タップハンドルは、白木の木材に文字が焼き付けられ、実に美しい

「ISEKADOYA BEER」で飲みたいビールとフード。

ペールエール

グレープフルーツを思わせる柑橘系の香りとシトラス系の爽やかな香りに、フルーツ系の甘やかなフレイバーが最高のバランスを見せる。

Neko Nihiki

Culmination Brewing とのコラボビール。4種類のホップが織りなすトロピカルフルーツを思わせる香りと柔らかな飲み心地で、ファンが多い。

三重県産尾鷲漬けマグロとアボカドのサラダ

マグロの食感と熟したアボカドの食感が良く似ていて楽しく美味しいサラダ。

松阪牛のカツレツ

松阪牛のカツレツ ザワークラウトとトースト。外側はこんがり中は肉汁たっぷりのカツレツをトーストで挟んで食べるのは旨い!

【DATA】
伊勢角屋麦酒 八重洲店
東京都中央区八重洲1丁目4-16東京建物八重洲ビルB1
TEL03-3281-300
営業/平日・祝前日11:30〜15:00、17:30〜23:30、土曜17:00〜23:00
休み/日祝日
http://isekadoyabeer.jp

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning2019年8月号増刊 東京クラフトビール」)

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