シルバーカスタムで革ジャンをアップグレードしよう!

大事なライダースをよりかっこよく、より愛着を出すためにカスタムを施すことも一興だ。その好例となるのが、シルバーカスタム。ネイティブアメリカンジュエリーの手法を駆使しつつも、モダンなジュエリーを展開するラリースミスのシルバースミス、林田さんの私物を拝見した。

互いの魅力を引き立てあう、レザーとシルバーの抜群の相性。

「レザーとシルバーほど、互いの魅力を引き出せる関係性はないと思うんです。自身の作ったもので、そのことを表現したいと思った時に浮かんだのが、自身の愛するモーターサイクルでした」

と語るのは、10代からバイクに乗り続ける林田さん。ネイティブアメリカンジュエリーの古典的な手法を駆使し、モダンなジュエリーを展開するラリースミスのシルバースミスでもある。

そんな林田さんがカスタムしたジャケットは、これ見よがしに派手なカスタムを施すのではなく、シンプルで奥行きのあるものばかり。ただ確実に存在感があり、革と銀の奏でる協和をうまく引き出していた。

ルイスレザーズのウエスタンという定番のGジャンタイプは、スナップボタンをすべてラリースミスのオリジナルスナップボタンにチェンジしている
胸にはネイティブアメリカンたちが神聖なものを仰ぐスネークをモチーフにしたピンズ。ラリースミス。3万3000円
スナップボタンはすべてラリースミスのオリジナルに打ち直している。ネイティブアメリカンチーフのデザインが秀逸である

革とシルバーの美しい調和を楽しむ。カスタム例を紹介!

ショットのポリスマンジャケット

通称サボテンタグと呼ばれる1960年代のタグが付いたショットのポリスマンジャケット。首元にさり気なくラリースミスのイーグルヘッドのピンをカスタムした。

拳銃が取り出せるようにサイドにジッパーを配した仕様になっている。

ラリースミスのディアスキンベスト

オリジナルのコンチョボタンで仕上げたラリースミスのディアスキンベスト。下にはディアホーンスミス×ハミングバーズヒルのレザージャケットをレイヤードしているのが◎

首元にはサンダーバード。2万7500円

ラリースミスのオリジナルコンチョボタンを2種類使っている。

ルイスレザーズのブラックアロー

1957年に発売されたルイスレザーズの隠れた名作ブラックアローに、大きなワンオフのピンズでカスタム。シープスキンの仕様だ。

存在感のあるピンズのセレクトが◎

あえてウエストベルトを取って、カジュアルな印象に。

【問い合わせ】
ラリースミス
TEL03-5794-3755
http://larrysmith.jp

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning2023年11月号 Vol.355」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

Pick Up おすすめ記事

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...