テントにシュラフで寝ればアウトドアの醍醐味が味わえる、宿泊キャンプを楽しもう!

焚き火やテント泊は宿泊キャンプの醍醐味。自然の中で好きなように過ごせて、そのまま寝てしまえるのも魅力だ。日が暮れたら早めに就寝し、太陽の動きに合わせて早起きしてみよう。

日の沈んだ大自然の中の焚き火は最高。

星空を眺めながら静かな時を過ごせる泊りキャンプ。焚き火の炎を時間の許す限り眺める。そんな贅沢な時間も泊りならでは

宿泊はデイキャンプより過ごせる時間が多い。だからこそタープやテント、そして焚き火台の設置などのレイアウトはしっかり考えたい。使い勝手が悪いレイアウトにしてしまうと、何をするにもストレスがたまってしまうからだ。そこで、キャンプ場に到着したら、すでにテントを張り終わっている人のレイアウトを参考にしてみよう。もちろん近場の人には「こんにちは」の挨拶も忘れずに。

宿泊キャンプの醍醐味はなんといっても夜。キャンプ料理を作り、焚き火を囲んでビールで乾杯! これこそが大人のキャンプのあるべき姿。現地で釣った魚やその土地で採れた野菜や名産品を使った料理をすれば、さらに食事が楽しくなる。お酒が好きな人は、地酒などを購入して持ち込むのもあり。また宿泊するからといって必要以上に道具をそろえる必要はまったくない。いろいろな道具があれば楽しみは増えるが、シュラフやマット、テント、ランタンなどの基本のアウトドアギアがあれば、それだけでも十分に楽しく過ごせる。

ただし注意点がひとつ。夜遅くまでアウトドアを満喫したいのはわかるが、キャンプ場ではいろいろな人が集まるので、夜は静かに過ごすのがマナー。都会の喧騒を離れ、静かにひとりの時間を過ごしたい人も多い。夜9時も過ぎたらシェラフに潜り、日の出とともに起きだして、淹れたてのコーヒーの香りを楽しむ。こんな大人のキャンプのスタイルはいかが?

宿泊キャンプで用意したいもの4選。

デイキャンプで使用した道具に加えて、宿泊時に必要な道具をそろえる。特に夜を過ごすためのランタンなどは忘れずに用意しておきたいアイテムだ。自然の中なので夜になると、キャンプ場は明かりのない真っ暗な状態になる。そのためランタンは、いくつあっても困らない道具だ。

最近ではLEDなど使いやすいタイプも人気がある。人によっては安眠に欠かせないマクラも実は重要なアイテムのひとつ。アロマキャンドルがあれば雰囲気も盛り上がる。

1.ランタン|夜を過ごすための必須アイテム。

コールマン/バッテリーガードLED ランタン/800|明るさ:800ルーメン(High)/5995円
コールマン/ルミエールランタン|7590円

夜の暗闇は想像以上。そのため明かりとなるランタンは必須アイテムだ。本格的な物のほかに、LEDタイプのものも用意しておくと安心。

2.ガスバーナー|アウトドアの定番アイテム。

キャンプスタッグ/オーリック 小型ガスバーナー・クッカーセット|サイズ12.5×12.5×H8.2cm(コンロ部分)/1万1000円

簡単に料理、湯沸かしをすることができるガスバーナー。アウトドア用品の定番アイテムだ。

3.キャンドル|夏の夜に用意したい。

ロゴス/(虫よけ)アロマ缶入りキャンドル|燃焼時間目安約13時間/880円

虫よけにもなる便利なシトロネラハーブの香るキャンドル。夏の夜に重宝する。

4.マクラ|快眠したい人は忘れずに。

コールマン/コンパクトインフレーターピローII|サイズ約48×31×H9cm/2970円

しっかりとした睡眠をとるために寝具にはこだわりたいところ。キャンプ用のマクラも存在する。

レイアウトを考える!

宿泊するならテントも必須になってくる。どこにテント、タープを張り、焚き火台を設置するか、設営のヒントを紹介。

レイアウトはタープを中心に、周りにテント、焚き火台などを設置するのが基本。テントやタープを張る際に、考えたいのが、風の向き。もし、テントの入り口を風上に向けて設営してしまうと、天候によっては雨でテント内が濡れてしまうことも。管理事務所で風の向きの情報を聞きたり、天気予報を調べたりして、入り口が風上に向かないように設営しよう。

また、ナイロン製のタープなどは火の粉で燃えてしまうので、焚き火台と少し離れた場所に設置。焚き火台などから出る煙がタープの中に入らないようにもしたい。

写真はレイアウトの一例。タープの下にテーブル、イスを置き、まわりに焚き火台、テント、クーラーボックスを設置した。設営後のレイアウト変更は、時間、労力をかけることになってしまうので慎重に。さあ、キャンプをはじめてみよう!

 ※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「別冊Lightning Vol.229 キャンプの本」

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