【昭和のガチャガチャ】友だちと盛り上がった、チープだけど面白いイタズラグッズ。

昭和の子供たちにとって、放課後の遊び場所は駄菓子屋。目的は10円から買えるお菓子と、店先に置かれているカプセルトイの販売機、通称「ガチャガチャ」だ。そのガチャガチャのなかでも、異彩を放っていたのが「コスモス」である。

コスモスの特徴は、“似ているけど、何かが違う”というところ。例えば、「ダンガム」「ブタニクマン」、そして「なめるなよ」など。子供たちに人気が出たアイテムがあれば、それを似せて素早く商品化するというスピード感から、瞬く間にシェアを拡大していった。

ここでは、日本一のコスモスコレクターであるワッキー貝山氏のコレクションの中から、特に印象的なアイテムを紹介してもらった。この記事ではなかでも昭和に子供だったあなたなら一度は騙されたことがあるかもしれない、イタズラグッズをピックアップしてご紹介!

ワッキー貝山|1970年宮城県生まれ。タレント、役者として地元・仙台を中心に活躍。小2からガチャガチャにハマり、現在10万個以上のグッズを所蔵している

1.びっくりナイフ

友だちをブスっと一刺し! しかし粗悪品も多くナイフが引っ込まず、普通に痛いことも。そんな思い出が甦るトホホなグッズだった。

2.いててタバコ

よく見ると「COSMOS」なる銘柄。かなり怪しいのだが、お父さんがついつい餌食に。しかし、やりすぎて怒られる可能性も。

3.いててガム

一枚だけ出ているガムを引くと、奥の金具でパチン! 爪の白い部分に当たると激痛が走る。何度も引っ掛かった。

4.ガラガラ蛇の卵?

蛇のイラストの茶封筒が怖い。仕組みは単純。ゴムで結ばれた鉄の輪が封を開けると回り出し「ガラガラ」と鳴ってビビらせるだけ。

5.カチンコ

別名「電気ショック」。ボタンを押すとコード先端から電流が流れる。かなり痛いので友だちをなくす確率が高いグッズだった。

6.タバコピストル

ボタンを押すとすごい勢いでミサイルが飛び出す。「タバコをどうぞ」という一連の流れで使うものゆえ、吸わない子どもには使えない。

(出典/別冊Lightning Vol.21880年代モノ アーカイブス」

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