黒のエンジニアブーツも、それぞれ個性があるんです。

定番アイテムでもある黒のエンジニアブーツ。しかしデザインや素材など、それぞれ違った個性がある。そこで、趣味もファッションの志向も違う本誌モヒカン小川とランボルギーニ三浦のふたりが、独自の視点で気になるブーツをチョイス。注目はこの6足だ!

選んだのはこの2人!

ライトニング編集部・ランボルギーニ三浦

古着ショップに勤めていた経験もありヴィンテージの知識は相当なもの。ファッション感度も高くスニーカーからブーツまで幅広く履きこなす。

ライトニング編集部・モヒカン小川

1年中足元はブーツ、それもほぼエンジニアを履き続ける本誌革担当。エンジニアだけで30足近く所有し、いまだエンジニアを欲しがっている51歳。

1.WHITE’S BOOTS NOMAD|全工程ハンドメイドの一級品。

「ハンドソーンとステッチダウン製法、アーチイーズなどホワイツならではの技術をエンジニアに落とし込んだ珠玉の1足。かつてスタンプタウンで試着をしたが、その履き心地は紛れもなくホワイツだった」(モヒカン小川)。13万4200円(スタンプタウン渋谷TEL03-3477-0658)

2.BUCO HORSEHIDE ENGINEER BOOTS / CORDOVAN|前代未聞! コードバンのエンジニア。

「コードバンでエンジニアを作った贅沢な1足。セパレートソールやクリンピングなど1950年代のモデルならではのディテールを楽しめるのもポイント。履き込んで磨き上げてみたい!」(ランボルギーニ三浦)。24万2000円(ザ・リアルマッコイズ東京TEL03-6427-4300)

3.TAKEFIVE MILE ENGINEER BOOTS|ジップ仕様の都会的なエンジニア。

「シャープでナローなシルエットが特徴的なサイドジップのエンジニア。ジッパーがデザインの一部となっていて、スタイリッシュな印象を受ける。プルオン初心者の方でも着脱楽々」(ランボルギーニ三浦)。5万2800円(No name!TEL078-333-1341)

4.WESCO MORRISON|ブーツカットに合わせたくなるフォルムが◎!

「金属パーツを使わないカウボーイのためのブーツ。尖ったつま先とウエスタンヒールが独特の色気を醸し出している。BOSSに比べてヒールリフトが1枚多くクッション性も高い」(モヒカン小川)。13万7280円(WESCO JAPANTEL06-6783-6888)

5.Lewis Leathers MECHANIC BOOTS NO.A10|乗馬ブーツのような気品のある佇まい。

「元々は英国の乗馬ブーツのラストを使用し、測量士や鉄道のエンジニアが履いていたものを再現。漆黒のポリッシュドブルレザーは、美しい光沢を放つ。ルイスの革ジャンにはこれを合わせたい」(モヒカン小川)。7万9200円(ルイスレザーズジャパンTEL03-6438-9215)

6.CLINCH ENGINEER BOOTS|ハンドソーンとオリジナルラストでエモい仕上がり!

「ハンドソーンウェルテッドを採用し、土踏まずが抉られ、独特のセクシーなフォルムを見せるクリンチのエンジニア。俺がエンジニアを履くなら、これもアリ。ブラックでオーバーダイした茶芯仕様のホースバットも、履き込んでアジを出してみたい」(ランボルギーニ三浦)。18万9200円(ブラスTEL03-6413-1290)

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning2023年1月号 Vol.345」)

この記事を書いた人
ランボルギーニ三浦
この記事を書いた人

ランボルギーニ三浦

ヴィンテージ古着の目利き

全国的に名を轟かせていた札幌の老舗ヴィンテージショップに就職。29歳で上京。Lightning編集部、兄弟誌・2nd編集部で編集長を務めた後、現在は、Lightning副編集長に。ヴィンテージ、古着の知識はその道のプロに匹敵。最近はヴィンテージのロレックスが最大の関心事で、市場調査も日課のひとつ。ランボルギーニ三浦の由来は、もちろんあの名車。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Pick Up おすすめ記事

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...