人気ピンストライパーの全国を走り回るバンライフ。|シボレー・エクスプレス【東京カーライフ】

リフトアップ仕様のフルサイズバンに仕事道具を満載して東奔西走するピンストライパーが愛用する仕事の相棒。オーナーの二宮さんは茨城県水戸市でピンストライパーとして活躍。仕事にも遊びにもフルに活用するバンライフに東京のスタイルを感じたため、ここで紹介する。

「MAC CUSTOM DESIGN」代表・二宮英明さん|これまでもデリボーイやエコノラインを乗り継いできたバン好き。愛車は’64年インパラローライダー。所在地:茨城県水戸市杉崎町152-1 TEL090-2203-5387

仕事から遊びまでオールマイティな相棒。

エクスプレスは'03年にマイナーチェンジが行われ、フロントフェイスやテールなどが変更となる。二宮さんはミラーやテールを後期仕様に変更。さらにグリル周りも後期用パーツを入手済みで、近々変身予定

ピンストライパーとして活躍しているMAC CUSTOM DESIGNの二宮さん。側面にロゴを入れたシボレーエクスプレスのパネルバンを仕事の相棒に選び、全国を走り回っている。二宮さんはイベント会場でドロ
ーイングをすることもあり、持って行く荷物は多いという。

「画材や筆などの道具はもちろんですが、テーブルや塗った部分を乾かすためのヒータなども持って行く場合があるので、普通のクルマではとても無理な荷物の量なんです。同業者はピックアップを使っている人が多いですが、自分の場合はローライダーの作品を請け負うことが多く、エンジンフードごと預かることもあります。そんな場合でもバンなら天候を気にすることなく預かることができるので重宝しています」

ただでさえ大柄なエクスプレスは前後ともにリフトアップされた上に、オフロードタイヤをチョイス。さらにルーフにはカーゴマスター社製のキャリアを装着する。アメリカのフリーウエイで遭遇するお仕事グルマの雰囲気をそのまま体現しているのだ。

車内はセカンドシートを装着したままでも広大なカーゴスペースが確保されている。さらに左右壁面にフックレールを装着し、荷物をタイダウンなどで固定できるように工夫されている。仕事の際はもちろんだが、家族でアウトドアに遊びに行く際にも荷物を大量に積んで出かけることができるのもエクスプレスの魅力だそうだ。

常磐道水戸インターからほど近い二宮さんのアトリエには作業を待つ車両が収まる。プライベートでは’64年インパラ(奥の車両)を所有

「2000 CHEVROLET EXPRESS」のディテールを拝見!

運転席はアイポイントも高く、長距離の運転も非常に楽だという。現在走行距離は33万キロでエンジンは一度新品に載せ替え。そのため機関も好調。

足周りはフロントを4.5インチ、リアを2インチリフトアップすることで、前後の車高を若干前上がりに。ホイールは16インチのプロコンプで、Trail Grappler M/Tタイヤを装着。

カーゴルームは両脇にトラックなどに備わるフックレールを装着し、走行中に脚立などが動かないように固定できる仕組みにしている。荷物の搭載能力はかなり高い。

ルーフにはKargo Masterのキャリアを装着。長い脚立を搭載したりするのに便利。脚立はアメリカ製のLOUISVILLE(ルイビル)を愛用する。

(出典/「Lightning2022年7月号 Vol.339」)

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