ハーレーが放つ最強SUV。パンアメリカとは?

新設計のエンジン、フレームを採用するハーレー初のアドベンチャーモデルが遂に日本上陸。ハーレーにとっての新たな領域を切り開く最新モデル、『パン・アメリカ』の実力を紹介しよう。

HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA 1250 SPECIAL

様々な道を走り抜け、快適なロングライドを可能にするアドベンチャーは、今二輪メーカーがこぞって力を注ぎ込むトレンドのスタイルだ。そして、遂にハーレー初となるアドベンチャーモデル『パン・アメリカ』が登場。

新型エンジンのレボリューションマックスは、吸排気バルブを電子制御する可変バルブタイミングを採用することで、全回転域における燃焼効率、出力特性を最適化。あらゆる状況下でバランスの取れたパフォーマンスを発揮する。

パンアメリカ1250スペシャルは、オフロード走行に対応する専用装備を採用。さらに電子制御式サスペンションを備え、常に最適なセッティングを維持し、停車時は自動でシート高が下がる機能を搭載。足つきが不安なライダーにも優しいバイクというわけだ。’70年代のハーレーを愛車とする者にとっては、昔ながらのハーレーのイメージとはスタイリングも性能も全くの別物。

しかし、それはタフな性能を求められるアドベンチャーというスタイルにおける、ハーレーにとっての新たな挑戦である。100年以上生き続ける老舗メーカーが、混沌とする2021年に世に送り出した“革新”。旅するハーレーの新しい世界観を切り開く1台になるかもしれない。

電子制御技術によって走行中の慣性力や車体のリーンアングルに応じた最適なトラクションや制動力をコントロール。6つのライドモードに連動して、あらゆる走行状況に応じて最適な性能を発揮する

【スペック】

  • 全長:2265mm
  • ホイールベース:1580mm
  • シート高:890mm(830mm-873mm)
  • 車両重量:245kg(258kg)
  • 最高出力:152ps/8750rpm
  • 最大トルク:128Nm / 6750rpm
  • 価格:231 万円〜(268 万700 円〜)

※カッコ内はPAN AMERICA1250 SPECIAL

【問い合わせ】
全国のハーレダビッドソン正規ディーラー
https://www.harley-davidson.com

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Ligthning 2021年8月号Vol.328」)

この記事を書いた人
サカサモト
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サカサモト

アメカジ系動画ディレクター

Lightning、2nd、CLUTCH Magazineの公式YouTubeチャンネル「CLUTCHMAN TV」のディレクター。元Lightning副編集長ということもあり、クルマ、バイク、ミリタリーなど幅広い分野に精通。現在はもっぱら動画作成機材に夢中。ニックネームは、スキンヘッドにヒゲ面をいう「逆さ絵」のような顔に由来する。
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