自分だけの革ジャンを作り出せ!「ADDICT CLOTHES」カスタムオーダー完全ガイド。

ヴィンテージの英国ライダースをモチーフとし、モダンなシルエットに再構築したプロダクツを提案する「アディクトクローズ」。2021年8月1日(日)〜31日(火)まで開催するカスタムオーダー会は自分の理想的なライダースが欲しい人は見逃せないイベントとなる。様々なカスタムができるので、今のうちから想像をふくらませるべくオーダー方法やカスタムの種類などあらゆる情報をお届けしよう!

【Step-01】スタイルを決定付けるベースモデルを選択。

まずはアディクトクローズが展開するモデルから自分好みの型をチョイスしよう。シーンを選ばないセンタージップや、王道のダブルライダースなど、普段の着こなしやバイクのスタイルに合わせて選択したい。

人気モデルはこの3型!

AD-01 CENTER ZIP JACKET

英国の’60〜’70年代スタイルのディテールを踏襲し、当時の雰囲気を色濃くのこしたままモダナイズさせたシングルライダース。シンプルなデザインなので着こなしにも取り入れやすく大人っぽくも着られる。16万5000円〜

AD-02 DOUBLE RIDERS JACKET

’60〜’70年代にかけて英国の最もポピュラーなデザインと言えるダブルライダース。バイカーやロッカーなどに愛されることで知られるモデルだが、モードなスタイリングにも対応する名作ジャケットだ。17万6000円〜

AD-10 BMC JACKET

英国の伝統的なスタイルを継承したバイカージャケットをレザーで再構築したアディクトクローズの代表作。普段の着こなしにも対応するデザインで、着脱式のウールライナーも付属するため防寒着としても重宝する。22万円〜

こちらも注目!

AD-04 RESISTANCE JACKET

‘70年代スタイルを踏襲したパデッドジャケット。パッドがバイクギアとしての雰囲気を持たせているが主張が少ないためデイリーウエアとして着たい。17万6000円〜

AD-05 CLUBMAN JACKET

右のAD-04をさらに簡素化したレーシングジャケット。スタンドカラーなのでフードやタートルネックなどカジュアルなスタイルにもマッチする。16万5000円〜

AD-08 GRANADA JACKET

最もポピュラーなデニムジャケットをレザーに置き換えた一枚。程よい丈感とバランスのいいシルエットが幅広い着こなしに対応する。16万5000円〜

【Step-02】エイジングを考慮して革を選ぼう!

ベースモデルを選んだら、ジャケットの表情を決定づける3種類の革からチョイスしよう。初めは大きな差はないものの、着こむほどにエイジングに差がまれるため、使い方や自分好みの経年変化を考慮しながら選びたい。

SHEEP(シープスキン)

着用サンプル

英国ライダースの定番とも言えるシープスキン。革の繊維自体に空気を多く含んでいるため保温力に優れ、柔らかい着心地が特徴。他の革に比べ経年変化も早く着込む程に艶のある表情を生み出す。革は茶芯を採用している。

HORSE(馬革)

着用サンプル

光沢感が人気の馬革だが、アディクトのホースハイドは旧い英国ライダースにも存在していたキメ細かさとしなやかさを両立させた質感を再現。色は芯通しで仕上げているため、深い色合いと美しい経年変化が味わえる。

KIP(キップレザー)

着用サンプル

柔らかな表情と着心地が特徴になるキップレザー。革は茶芯を使っているため着こむほどに地の茶色が表れ、ヴィンテージ感のある佇まいへと変化していく。アディクトクローズではブラックのみの展開となる。

【Step-03】カラーリングでもスタイルを演出できる!

カラーリングでもジャケットの雰囲気もガラリと変わる。6種類の色から選べるが、革の種類によって選択できない色もあり、茶芯や芯通しの違いでもエイジングの表情が異なるため、時間をかけて吟味したい。

ブラック(KIP/HORSE/SHEEP)

定番のブラックはどの革でも選べる。茶芯や芯通しなどでエイジングの風合いも激変する。

Brown(HORSE)

レザーとしては定番の色だが、こちらはホースハイドの専用色。きれいな艶が期待できる。

Wine Red(SHEEP)

こちらはシープスキンの専用カラー。経年による茶芯とのコントラストは独特の表情に。

Dark Blue(HORSE/SHEEP)

光に当たると青みわかる濃紺。英国らしい上品な色合いなのできれいに着たい人におすすめ。

Vintage Blue(HORSE/SHEEP)

重すぎず軽すぎない印象を打ち出す人気色。奥行きのあるブルーなのでデニムも相性抜群。

Turquoise(HORSE/SHEEP)

英国ライダースならではの鮮やかな色合いを忠実に再現。個性派におすすめしたいカラーだ。

【Step-04】細部までカスタムして自分だけの一着を!

今回のカスタムオーダー最大のポイントがディテールの変更だ。スリーブジッパーの追加やジッパーテープなど細部までこだわれるため、自分仕様のジャケットを手に入れよう!

スリーブのジッパー

英国ライダースではおなじみのディテールとも言える袖ジッパー。もともとはバイク乗りがコインなどを入れるために作られたポケットで、手首と二の腕付近に追加できる。引き手にはボールチェーンが備わり、デザインのアクセントとしても有効だ。

ジッパーテープのカラー

フロントに備わるジッパーテープは2種類から選択可能だ。ノーマルでは褪色した黒をイメージしたベージュのテープが備わっているが、きれいな印象を与えるブラックという選択肢もあり。自分が目指すジャケットの雰囲気に合わせてチョイスしたい。カフス部分に備わるジッパーテープも同様に選択可能だ。

ポケット口のジッパー

ハンドウォーマーポケットはモデルによってはジッパーがつかないモデルも存在する。例えば写真のAD-01のように両玉縁仕上げのタイプも追加でボールチェーンジップを付けられる。バイクに乗るときなどに、モノを落としたくない人にもおすすめのカスタムだ。

袖丈/裾丈のレングス

ボディサイズは34〜48までと幅広いラインナップから選べるが、より自分の身体に合わせたい人のために、袖丈や裾丈の変更できるサービスも行っている。自分の身体にピッタリのサイジングでオーダーすることで愛着はさらに深まっていく。

ライニングの種類

ノーマル時に採用しているライニングの種類はモデルによって異なるが、オーダーでは自分の好きなライニングもカスタム可能となる。薄い中綿が入ったレッドキルティング(写真上)とタータンチェックのウールフランネル(写真中)、薄手のポリエステルメッシュ(写真下)から選択できる。なお今回のオーダー会ではブラックキルティングも追加される。

【Step-05】カスタムサンプルでより具体的なイメージを。

カスタム内容は理解できても、実際にどんなモデルになるか想像できない人も多いはず。そこで実際に作られたカスタムサンプルをチェック。様々なカスタムが施されているモデルを見ればより具体的に想像できるはず。

AD-03をベースにジッパーテープを黒に変更。全体をブラックで統一することで洗練された印象を打ち出す。スリーブジッパーもアクセントとして有効だ
ダークブルーのAD-01のハンドウォーマーポケットにジッパーを追加したシンプルなカスタムモデル。ライニングはタータンチェックのフランネルに変更している
人気のAD-02のジッパーテープをブラックに変更したモデル。AD-01に比べテープが見える幅が大きいため印象は激変。二の腕部分にもジッパーを追加している

ネットでも購入できるが、ショップに相談して間違いのない一着を!

カスタムオーダーはネットからでも注文できるが、革の表情や色合いなどは実際に見て注文することをオススメする。

【DATA】
ADDICT CLOTHES TOKYO
東京都新宿区四谷4-24-26 御苑ハイム1F
TEL03-5341-4767
営業/13:00〜20:00 、土日祝日12:00~20:00
休み/月曜※祝日を除く

ADDICT CLOTHES ARCHIVES
富山県富山市下赤江町1-3-18
TEL076-471-6656
営業/12:00〜20:00
休み/月・火曜※祝日を除く
https://www.addict-clothes.com

ライトニングのYouTube公式チャンネルでも革ジャン情報を配信中!

『ライトニング』や『クラッチマガジン』が運営する『CLUTCHMAN TV』では、アディクトクローズについて掘り下げた動画がアップされている。もっと知りたい人は予習&復習のつもりでチェックしてみて!

『革ジャン密談ラジオ』

ライトニング編集部の松島親方とモヒカン小川が革について語り尽くす人気企画にアディクトクローズのデザイナー石嶋さんが登場。革の種類が持つ特徴などを丁寧に解説してくれているぞ!

『クラッチマガジン編集長が行く』

昨年開催したアディクトクローズのオーダー会に訪れた松島親方。彼のわがままボディに合わせた革ジャンは作れるのか!?

【問い合わせ】
アディクトクローズ
TEL03-5341-4767
https://www.addict-clothes.com

(出典/「Lightning 2021年8月号 Vol.328」)

この記事を書いた人
サカサモト
この記事を書いた人

サカサモト

アメカジ系動画ディレクター

Lightning、2nd、CLUTCH Magazineの公式YouTubeチャンネル「CLUTCHMAN TV」のディレクター。元Lightning副編集長ということもあり、クルマ、バイク、ミリタリーなど幅広い分野に精通。現在はもっぱら動画作成機材に夢中。ニックネームは、スキンヘッドにヒゲ面をいう「逆さ絵」のような顔に由来する。
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