2ページ目 - 編集部員4人が体を張って検証! 「レッドウィング」の4大定番ブーツで対決してみた。

1位はサカサモトが選んだ「IRON RANGER #8083」!

水に濡れたタイルも良く滑るが、アイアンレンジャーのラグソールの前では敵ではなかった。すんなり歩けて我々一同、拍子抜け。

オイルまみれの床でも滑りにくく耐久性に優れたネオプレーン・コード・ソールだけに、水に濡れたタイル程度は平気なンだわ!

スーパーソールはグリップ力と耐摩耗性に優れており、水に濡れたタイルでも結構踏ん張れる。しかし重心位置によっては滑ることを覚えておきたい、ということで3位という結果に。

4位に入ったのはアイリッシュセッター。土踏まずのない平らな底面で、ラフな路面でも安定した歩行が可能だが、水に濡れたタイルとは相性悪く一番滑る状況に……

最終戦は、色落ちジーンズとの相性対決!

ブーツを選ぶ基準のひとつにジーンズとの相性がある。特に最近は1年を通して色落ちジーンズ推し。ということで、早速色落ちジーンズに合わせてみた。どのコンビがカッコイイか。色合いでは、断然ベージュ系のラフアウトに軍配が上がる。ここはスーパーソールの出る幕なしか……

1位はADちゃんが選んだ「IRISH SETTER 6” MOC-TOE #8173」!

往年の組み合わせで圧勝! 色落ちした501Eに#8173って文句なしのカッコよさ。これは我ら40代が青春時代に摺り込まれた、カッコいいスタイルの絶対的な方程式だ。

2位はエンジニア。やや赤みのあるブルハイドのラフアウトと色落ちジーンズのコントラストは抜群。もしブーツカットジーンズに合わせていたら悶絶必至……。

ドレッシーなワークブーツのラフアウトと色落ちジーンズとの相性はいうまでもなく最高。だけど今回は#8173と#9269が良すぎたためアイアンレンジャーは3位という結果に。

ブラックの#8133は色落ちしたインディゴジーンズよりは濃紺ジーンズ、ブラックジーンズ、そしてチノパンや軍パンと合わせたほうが断然雰囲気が引き立つはず。

【番外編①】ラフアウトの雰囲気対決!?

ラフアウトの質感や風合いにも細かな違いが存在する。その見た目の良し悪しは、個人の好みに大きく左右されるものなので、このラウンドは対決ではなく比較にする。この日初めて履いたブーツなので、これらは新品時の状態。ここから履き込んでエイジングすると、さらに表情は変化していく。

やや黄色味があり、毛足が綺麗に整った#8173のホーソーン「アビレーン」ラフアウト。このモデルも時代によって色合いが異なる。

#8173より赤みのあるタン・ブルハイドラフアウト。毛足もやや長く、部位によって毛並みも異なるため、荒々しさも感じられる。

こちらのホーソーン「ミュールスキナー」ラフアウトはオイルを含ませて研磨するため、味わい深い表情になっているのが特徴だ。

【番外編②】#9269 VS #8113の安全靴対決!!

モヒカン小川のエンジニアブーツ#9269はスチールトゥだが、サカサモトの履く#8113は鉄板無し。しかし、キャップトゥ仕様で頑丈そうだからという理由で、急遽モヒカン小川VSサカサモトの安全靴対決が始まった! しかし、鉄板入りの#9269の相手になるわけもなく……

先手・サカサモトの攻撃!

まずはサカサモトの攻撃。体重を乗せて思いっきり踏み込むが、スチールトゥの前になすすべ無し。まぁ〜本気の安全靴だから当然!

後手・モヒカン小川の攻撃!

「イテテテ! ちょっと本当に痛いですって!」

キャップトゥの見た目が頑丈そうだから、どこまで耐えられるかやろうと思いっきり踵で踏むモヒカン小川。サカサモトは即座にギブアップ!

さて「レッドウィング」を使ったブーツ対決いかがでしたでしょうか? 履き心地、滑り具合など、ぜひ有意義な結果は参考にしてみてください!

【DATA】
レッドウィング・シューストア 東京青山店
東京都港区南青山5-4-29
TEL03-6450-5349
営業/12:00~20:00、土日祝日11:00~19:00
休み/水曜

【撮影協力】
スノーヴァ新横浜
横浜市鶴見区梶山1‐2-43
TEL045-570-4141
営業/11:00~22:00、土日祝日9:30~21:00

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(出典/「Lightning 2021年2月号 Vol.322」)

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ランボルギーニ三浦
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ランボルギーニ三浦

ヴィンテージ古着の目利き

全国的に名を轟かせていた札幌の老舗ヴィンテージショップに就職。29歳で上京。Lightning編集部、兄弟誌・2nd編集部で編集長を務めた後、現在は、Lightning副編集長に。ヴィンテージ、古着の知識はその道のプロに匹敵。最近はヴィンテージのロレックスが最大の関心事で、市場調査も日課のひとつ。ランボルギーニ三浦の由来は、もちろんあの名車。
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