ついに発表! ワゴニア再始動! JEEP WAGONEERが帰ってきた。

SUV人気の今、世界中で新型のSUVが続々デビューしている。アメリカはもちろん、ヨーロッパ、日本でも人気のアウトドアの相棒に最適な最新SUVを厳選して紹介! 今回紹介するのは、2020年9月にFCAがプレスリリースと広報画像を発表したことで、話題となった新型グランドワゴニア。Lightning本誌でも、続報が出るたびに紹介してきたが、全貌がようやく明らかになってきた。画像から判断するにフルサイズの高級SUVであるのは間違いなさそうだ。

▼ワゴニアについてはこちらの記事もチェック!

高級SUVのルーツとなった、ジープの名作4ドアワゴン「ワゴニア」。

高級SUVのルーツとなった、ジープの名作4ドアワゴン「ワゴニア」。

2023年07月04日

今度こそ本当に、ワゴニアが復活する!

実はジープファンの間では、ワゴニアが復活するという噂は数年前から囁かれていた。「グランドチェロキーのモデルチェンジに合わせて豪華トリム版をワゴニアとして発売する」といった具体的な話まで存在したが、蓋を開けてみると、今年9月にFCAが発表したグランドワゴニアは、かなり巨大だった。

まだ具体的なボディサイズは発表されていないが、画像をみる限り3列シートが採用され、センターコンソールもかなり幅広い。車格はサバーバンなどと同じフルサイズSUVクラスであることは間違いなさそうだ。

さらに今回公開された画像はグランドワゴニアのみだが、ワゴニアもラインナップすると伝えられている。おそらくトリム類で差別化を図ると思われることから、ワゴニアがベーシックグレード、グランドワゴニアがキャディラック・エスカレードやリンカーン・ナビゲーターに比肩する大型ラグジュアリーSUVとなりそうだ。

高級SUVであるにも関わらず、フェンダー形状はジープ伝統の四角いアーチで、フロントグリルもやはり7スロットグリル。ジープらしさをしっかりと随所に散りばめている。

北米でのリリース開始は’21年半ばと言われているが、現時点で日本への正規輸入に関しては不明。これまでになかったジープブランドのプレミアムSUVは、果たして日本上陸なるのだろうか?

今回公開された画像から、どんなクルマか予測してみよう!

ウインカーを内蔵したミラーは、画像を見る限り固定式(非格納式)のようだ。おそらく北米市場ではこのまま発売されると思われる。

モニター類も多く、本革をふんだんに使用したグランドワゴニアのインテリア。センターコンソールの幅を見ると車幅が相当広いことが判る。

テールライトも横一文字にLEDバーライトが点灯。ナンバーポケットは横長タイプのEUプレートにも対応しそうなデザインとなっている。

7スロットグリルが特徴的なフロントマスクは、グリル上部とWAGONEERの文字が点灯する仕組みとなっているようだ。

ワゴニアとは? 変わらぬ姿で30年近く販売されたロングセラー。

ワゴニアという名称が登場するのは、カイザーモーター時代の’63年のこと。その後基本的なボディ形状を変えることなく、AMC時代、クライスラー時代を通じて発売されたSUVの先駆者的存在だ。’84年にワゴニアが新しいXJ型に移行すると、従来のSJ型はグランドワゴニアに名称を変更。’91年まで生産された。その後ZJ型グランドチェロキーの最上級グレードとしてグランドワゴニアの名前が1年間のみ復活するが、’93年を持ってその名前は消滅していた。

▼JEEPについて詳しく知るならこちらをチェック!

究極のSUV「ジープ」の歴史から種類、新車、中古車、価格まで教えます!【保存版】

究極のSUV「ジープ」の歴史から種類、新車、中古車、価格まで教えます!【保存版】

2023年02月21日

(出典/「Lightning 2021年1月号 Vol.321」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Pick Up おすすめ記事

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...