【喫煙室の密談◎第3話】編集部高齢化問題!?ライトニングの行く末は……?

昨年、創刊25周年と通算300号を迎えた雑誌ライトニング。気が付けば現在発売中の最新号は321号と、あっという間に月日は流れるもので、編集部もすっかり大人(おじさん)。記憶に残る企画は数あれど、誕生から中身までそのグダグダっぷりでよくも10年も続いたものだと語り継がれているのが、連載「喫煙室の密談」だ。

弊社社内の喫煙室で実際に行われていた密談(というか雑談)をそのまま誌面に載せてしまうという伝説の企画を、WEBでひさびさに復活! 最終回は「ライトニングのこれから」。ライトニング編集部の一員になった気分で読んでみてほしい。

▼第1話・第2話もチェック!

【喫煙室の密談◎第1話】雑誌ライトニングの歴史を語ろう!

【喫煙室の密談◎第1話】雑誌ライトニングの歴史を語ろう!

2021年10月24日

【喫煙室の密談◎第2話】アメカジの祭典「稲妻フェスティバル」を語り尽くす!

【喫煙室の密談◎第2話】アメカジの祭典「稲妻フェスティバル」を語り尽くす!

2021年10月24日

“好き”だから、10年前も今も変わらない。

松島親方(以下松島) 気付けばライトニングも、次の2021年1月号でvol.321だよ。どうする? 俺たち。

2020年11月30日発売の最新号、ライトニング2021年1月号(vol.321)。ヘビーデューティなクルマや、この冬注目のアウターなど、アウトドア目線のモノ選びを提案している。定価990円

購入はこちらから

モヒカン小川(以下小川) 俺は100号記念号からライトニングに入ったから、もう220冊作ったのか……。そりゃ革ジャンも増えるわけだ。

ラーメン小池(以下小池) でもさ、ずっと変わらずに同じことを続けるって、傍から見たら、信じられないことみたいだよ。俺、よく言われるもん。「すごいですね~」って。確かに10年前も今も、変わらずにデニムだブーツだ革ジャンだって、色めきだってるんだから。でも、ただ単に好きなだけなんだけどね。

松島 時代のニーズに合わせて、細かい部分は変えつつも、ライトニングの骨子は全く変わってない。でも頑張って変えずにいたわけじゃなくて、好きで続けてきた結果だからね。

小川 それがライトニングの言う「スタイル」なんじゃない? 好きを貫いて、ずっと続けていたら、「スタイル」が生まれていた、みたいな。理想の生き方だな。

松島 なんか「俺、今いいこと言いました!」みたいな顔がムカつく。

小川 うるせぇよ! いいこと言ったんだから。

小池 この先も変わらないんだろうな、俺らは。ただ心配すべきは、編集部の高齢化。若手がいないもん。全員40代って、バランス悪くない?

小川 だってみんな辞めちゃうんだもん。いまの若手は自由だね、フリーダムの風がビュウビュウ吹いてるよ、イージーライダーみたいに。腕時計捨ててるぜ、絶対。

松島 それは、俺たちが若者にもっと支持されるような素晴らしいライトニングを作れば、解決する……わけないか。優しく「やってみせ 言って聞かせて させてみて 褒めてやらねば 人は動かじ」でいくしかないな。

小川 山本五十六じゃねぇか。海軍式編集部、悪くないね。

小池 でもまぁ、今残っているのは精鋭部隊だから、今後もこのメンバーで作っていくしかないね。ネイビーシールズみたい。

小川 「高齢」じゃなくて「エイジング」って言葉を使えばいいんじゃない?

松島 世の中は「アンチエイジング」流行りなのに、みんなでアジ出し体操するか。

小池 「歳をとる」じゃなくて「育っていく」とか。

小川 「シミ」は「茶芯」ね。

稲フェス以外のイベントをやりたい! まずはラーメンフェス!?

松島 でも今後はさ、もっといろんなイベントもやっていきたいと思ってるんだよね。

小池 稲フェス以外に?

松島 そう。もっと小規模なイベントを、全国各地でやりたい。

小川 例えば?

松島 ラーメン小池主催の「ラーメンフェス」とかモヒカン小川主催の「モヒフェス」。モヒカンの人しか入れないの。どう?

小池 俺、ラーメンが好きだからラーメン小池じゃないんだけど。小池だから、自動的にラーメンって付けられただけで。

小川 モヒカン限定って、俺の知ってる限り2人しかいないんだけど。

松島 俺は「デブフェス」を開催する。もちろんデブ限定。ビッグサイズのアイテムしか置いてないの。楽しそうじゃない?

小池 お客さんも行きにくいな。その言い方があまりに直接的で、イベント名を言いたくない。

小川 でも、小規模イベントを各地で開催するっていうアイデアは賛成だな。東京だと、来られない人も多そうだし。俺、北に行きたい。魚と酒がうまいところね。

創刊300号を記念して発行された『Lightning300号メモリアルBOOK』。創刊号からのすべての表紙やライトニングの歴史年表、制作裏話など、ファンなら絶対楽しめる、ライトニングの副読本。ライトニングは今後、どんな歴史を刻んでいくのだろうか――。

購入はこちらから

松島 これからは、俺たちももっともっと精力的に動かなきゃダメなんだよ。エイジングしてる場合じゃない。ライトニングは、とにかく読者のみなさんに支えられているんだから、俺たちもきちんと、読者サービスしないと。

小川 その前にさ、ライトニングの級数(文字の大きさ)を大きくしない? 俺も老眼だし、読者にも老眼の人、多いと思うよ。俺も最近、遠近両用メガネ買ったし。

松島 お! それいいねぇ! じゃあ遠近両用フェスしよう!

小池 なんだ、それ。

ちなみにラーメン小池の愛用は……

プルーム・エス 2.0/メビウス・メンソール・プルーム・エス用

「加熱式煙草のメンソールではこれがうまくかんじるんだよね~。おれメンソール派だから。」

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

Pick Up おすすめ記事

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...