日本のオフィス環境に新たな働き方スタイルを。カリフォルニア工務店がオフィスをプロデュース!

アメリカ西海岸のセンスを建築業界へ吹き込むクリエイター集団《カリフォルニア工務店》。「カッコいいものがないなら作ってしまえ」をモットーに、クリエイティブ・ディレクターの“ROCK 岩切”を中心に、新しく自由なライフスタイルを提案。そんな彼らがプロデュースした新しい時代のオフィス空間をご紹介!

“ROCK”岩切とは?

一級建築士かつ、カリフォルニアスタイルを体現するクリエイティブ・ディレクター。「カリフォルニア工務店」を取り仕切り、住宅設計からカフェの内装、ガレージ作りまで全国津々浦々を駆け巡る仕事人。「カッコいいモノがないなら作ってしまえ!」という、ナチュラルボーンなロック思考の持ち主なのだ。

既存のオフィスでも、カリフォルニアスタイルらしいストレスフリー空間に大変身できちゃいます!

サーファーズハウスなどの住空間プロデュースのみならず、オフィス環境のデザインプロデュースまで手掛けているカリフォルニア工務店。今回はその最新施工例をご紹介しよう。

  • HIGHFLYERS OFFICE
  • 場所_千葉県千葉市
  • 坪数_62坪/204㎡
  • 施工_オフィスデザイン

オフィス環境のデザインプロデュースを行ったのは、千葉県内にて認可保育園(キートス・チャイルドケア)の運営・展開事業を行っているハイフライヤーズさんのオフィス。高層ビルの最上階にヘッドオフィスも兼ねた、スタッフが集まれる場所として、カリフォルニアテイストを盛り込んだ空間提案を行った。

デイタイムは事業に関するセミナーやオフィスの機能をしっかりと持たせつつ、特定の席を設けず好きな場所でお仕事ができるアメリカン・オフィススタイルの空間となっている。またナイトタイムには、なんと《Bar》としての機能も持たせ、照度を落とし夜景を望むこともできるのだ。こんな自由溢れるオフィス環境なら、働く人それぞれが集中して働ける環境となり、ストレスフリーなワークスタイルが実現できるはずだ。

完成したオフィスのディテールを拝見!

Barも兼ねるラウンジエリア。夜にはスタッフが集まってくる憩いの場だ。心地よい空間だけに、ホワイトをベースに大理石調のタイルをBarカウンターに貼っている。

自由な場所で仕事が可能な“ノマドスタイル”のオフィスエリア。ヌケ感のある眺望も楽しめるため、仕事にメリハリが生まれる。また靴を脱いで仕事ができるスペースも確保。

オフィススペースとラウンジは、同じ空間に位置しており、仕切りもないため開放的な広い空間となっている。これにより働く人同士も円滑なコミュニケーションが図れる。

オフィスからは鋼製サッシで仕切られた社長室とセミナールームが見える。

社長室からの眺望は海だけでなく、富士山も望めるような開放的なスタイルとなっている。

セミナールームにはカリフォルニアスタイルのオフィスパーテーションを設け空間のアクセントとしている。シンプルな空間ながら気の利いたデザインである。

オフィスのエントランスエリア。この部分にも備え付けのベンチをデザインし、来社するお客様にくつろいでもらえるよう設計。もちろんミーティングスペースとしても活用可能。

 

テレワークが浸透しつつあるいま、オフィスの形も変わり始めている。オフィスの縮小はもちろん、それに伴いフリーアドレスを取り入れる企業も増えている。これまで当たり前だった誰もが同じように机を並べて働くオフィス空間というものから、より自由に、人生を豊かにするようなオフィスが今後益々求められてくるだろう。

【問い合わせ】
カリフォルニア工務店
TEL03-6459-5071
http://www.cal-co.jp

(出典/「Lightning 2020年3月号 Vol.311」)

この記事を書いた人
ADちゃん
この記事を書いた人

ADちゃん

ストリート&ミリタリー系編集者

Lightning本誌ではミリタリー担当として活動中。米空軍のフライトジャケットも大好きだけど、どちらかといえば土臭い米陸軍モノが大好物。そして得意とするミリタリージャンルは、第二次世界大戦から特殊部隊などの現代戦まで幅広く網羅。その流れからミリタリー系のバックパックも好き。まぁとにかく質実剛健なプロダクツが好きな男。【得意分野】ヴィンテージ古着、スケートボード、ミリタリーファッション、サバイバルゲーム
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...