2ページ目 - 穴の開いたジーンズを、自分でおしゃれにリペア(修理・補修)する方法。

【股の破れ】セルフでは困難な場所は、迷わずプロに相談しよう!

ダメージの多い箇所である股。入り組んだ場所であるためミシンも入りづらい。さらに負荷が掛かりやすい箇所であるため、より頑丈なリペアが必要となる。それが接着芯を付けた上からミシン糸で反復縫製する“タタキ”だ。これは自分ではなかな難しいので、リペアのプロにお任せしよう!

ミシンを使って補強していく。

丁寧に縫い付けられた当て布。これでまたお気に入りのジーンズをはくことができる。

今回リペアの方法をレクチャーしてくれた「ウエアハウス」の各ショップには、ダメージを受けたジーンズのリペアをしてくれるスタッフが常駐しているため気軽に相談することができる。

【DATA】
ウエアハウス東京店
東京都渋谷区恵比寿西1-29-8 恵比寿ウエスト1F
TEL03-5457-7899
営業/12:00~19:00
休み/無休
http://www.ware-house.co.jp

ウエアハウスだけでなく、ブランドによっては相談できる場合もあるので問い合わせてみるといいだろう。またリペア専門店に頼む方法もある。技術とデザインに定評のある2店舗を紹介しよう。

1.Jeans Repair GOEMON(ジーンズリペア ゴエモン)/千葉・柏

ジーンズに特化したリペア・ショップで、裾上げ・穴ふさぎ、ジッパー交換などを行っている。中でも穴のリペアには定評があり、その方法も跡が目立たないオリジナル・リペア、ナチュラルにリペア跡を残す軽いリペア、早く安価に仕上がるクイック・リペアがあり、できる限りの希望に応えてくれる。

【DATA】
千葉県柏市千代田1-1-34 2F
TEL04-7167-9125(お見積もりはMAILで)
営業/9:00~19:00、日曜10:00〜18:00
休み/木曜
https://jeansrepair.ocnk.net/product-list/21

2.rant-rave(ラントンレーブ)/東京・中目黒

他のショップではあまり対応していない、前ポケット布袋の交換や、リベットの交換など、さまざまな依頼に対応してくれる優良リペア・ショップ。対応の早さや安価な価格設定、さらに24時までの営業と、サービスのよさも売り。ジーンズをリペアに持って行く際は、必ず洗濯後未使用の状態で持って行くのが最低限のマナーです。

【DATA】
東京都目黒区上目黒2-49-19
TEL03-3794-0663
営業/15:00~24:00、土曜12:00~、日祝日12:00~21:00
休み/不定休
https://www.rant-rave.net/

編集部のリペア職人による力作を紹介!

こちらは、ライトニング編集部・ラーメン小池(40代男性)による自作リメイクジーンズ。ほとんど崩壊寸前だった格安のビッグEをちゃんと穿けるまでに再生させた力作だ。フロント部分はほとんどが裏からデニムを当てて継ぎ接ぎ。もともとのダメージもそのままの状態でリペアしているので迫力はスゴイ。

このほかにも数々のジーンズをリペアしてきた裁縫男子・ラーメン小池の力作が気になる方は下記記事をご覧ください。

ここまで破れたジーンズ(デニム)でも、リメイク上級者になれば手縫いでここまで蘇る!

ここまで破れたジーンズ(デニム)でも、リメイク上級者になれば手縫いでここまで蘇る!

2023年04月25日

(出典/「Lightning 2017年3月号 Vol.275」)

この記事を書いた人
ラーメン小池
この記事を書いた人

ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

Pick Up おすすめ記事

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...