靴のための革だから経年変化にも期待大!「ブラス」オリジナルのキーケースとコインケース。

ここ5年くらい履いていなかったローファーのソールをカスタムしたく、先日靴のリペアやカスタムでお世話になっている『ブラス』に足を運んだ。店内は、相変わらずインダストリアルな雰囲気抜群のかっこいい空間。そこにオリジナルブランド『クリンチ』のブーツが並ぶ。

『ブラス』オリジナルのキーケースとコインケース

キーケースにキーストラップを組み合わせると、ベルトループに通して使うこともできる。右の小さいのがコインケース。私はパーキングメーター用の300円を入れてクルマに常備しており、つい先日早速これが役立った。(ブラス TEL03-6413-1290 http://www.brass-tokyo.co.jp)

そんな中、このキーケースをふと発見した。聞けば、クリンチのブーツと同じ革を使ったもので、販売しているとのこと。ボタンワークスが手掛けたリング金具、ねじ式のシカゴスクリューともに真鍮とニッケルを選べるそうだ。シンプルな作りだが、なんとも豪華な仕様である。

革はアメリカの老舗タンナー、 ウィケット&クレイグ社のラティーゴを使用。雰囲気のある革で経年変化に期待したい。裏側には「Brass Shoe Co」のBSCロゴの箔押しが。アメリカンヴィンテージが好きなブラスらしい仕様だ

これは欲しいと盛り上がっていたら、オーナーの松浦さんが新作としてリリース予定という同じ仕様のコインケースも出してくれた。こちらは、コインケースという名から連想するものとはかけ離れているほど小さく、サイズ的にはギターのピックが入る程度。

100円玉3枚または500円玉1枚がきっちり収納可。電子マネーが一般化した現在、こういう遊び心に惹かれる!
鍵を通す部分もシカゴスクリューを使用。ネジ式になっており、このように外してから鍵を通して使用する

しかし、実は「パーキングメーター(道路脇の白枠駐車スペース)に使う300円を収納する」というのがコンセプト。これはかなり面白い。500円玉も1枚だけ収納できるため、子供の遠足のおやつ代(昔は300円だったなぁ……)としてケースごと渡すというのもアリ。そうして、両方ゲットしたわけである。当然だが、全てブラスの靴職人によるハンドメイド。早くアジを出したく、毎日必要以上に触っている。

余談だが靴はハーフラバーソール(3000円)とトライアンフスチール(5000円)で見違えるほどの仕上がり

【問い合わせ】
ブラス
TEL03-6413-1290
http://www.brass-tokyo.co.jp

▼クリンチのブーツについてはこちらの記事をチェック!

「クリンチ」の11インチ・エンジニアブーツは、馴らしの修行を乗り越えた者だけが知る満足感。

「クリンチ」の11インチ・エンジニアブーツは、馴らしの修行を乗り越えた者だけが知る満足感。

2021年10月18日

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning 2019年4月号」)

この記事を書いた人
ランボルギーニ三浦
この記事を書いた人

ランボルギーニ三浦

ヴィンテージ古着の目利き

全国的に名を轟かせていた札幌の老舗ヴィンテージショップに就職。29歳で上京。Lightning編集部、兄弟誌・2nd編集部で編集長を務めた後、現在は、Lightning副編集長に。ヴィンテージ、古着の知識はその道のプロに匹敵。最近はヴィンテージのロレックスが最大の関心事で、市場調査も日課のひとつ。ランボルギーニ三浦の由来は、もちろんあの名車。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

Pick Up おすすめ記事

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...