購入するならココへ。レッドウィングの直営店と、ヴィンテージブーツの聖地。

数ある靴のブランドの中で、どうしてレッドウィングがここまで特別な存在なのか? それは東京と大阪、そして仙台にある直営店「レッドウィング・シューストア」に行くと実感できる。直営店は7店舗あるが、パルコなどの複合施設以外にあるいわば旗艦店がこの3店舗。いわゆる“靴屋”の概念をはるかに超えた店内は、レッドウィングの歩んできた歴史、それを支えたクラフトマンシップ、そして「常にベストなサービスを提供する」というポリシーで満たされている。今回は東京と大阪の店舗を紹介しよう。そして最後には、ヴィンテージをどこで買うか問われたら真っ先に名前のあがるあの三宿の名店も。お見逃しなく。

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2023年01月23日

ファッションの中心地に拠点を構える旗艦店。レッドウィング・シューストア 東京青山店

店内の奥にはヘリテージワークのシリーズが揃う。ヘリテージワークとは20世紀中盤頃から続く伝統的なモデルを指し、この一角でレッドウィ ングが築きあげてきたアメリカンワークブーツの歴史が垣間見られる

日本のファッションやトレンドの情報発信地の一つである青山・骨董通りに位置する国内初のレッドウィング直営店。店内はインダストリアルな什器を使用したクラシカルな雰囲気で統一され、ヴィンテージモデルや製造過程のブーツをディスプレイすることで、現行モデルのルーツや品質のこだわりが感じられるショップとなっている。さらに、一部のモデルではブーツのワイズを選ぶことができるので、レッドウィングを熟知した専門スタッフのフィッティングの元、自分の足にぴったりのブーツを手に入れることができる。創業以来、大切にしてきたブランドの歴史やクラフツマンシップなど、レッドウィングの価値観が凝縮された空間となっているのである。

直営店ならではの魅力がいっぱい!

重厚感のあるレザーのソファのあるフィッティングスペース。 ワークブーツだからこそ、自分にあったフィッティングは欠かせないもの。ここで熟練の専門スタッフがブーツ選びをナビゲートしてくれる。サイズ計測だけでなくインソールやソックスも色々と試せるので、自分にぴったりの1足を見つけることができるのだ。

オリジナルグッズの豊富さも直営店ならでは! ウール製ソックスやシューレース、また、オイルやクリーナーなどのメインテナンスグッズもオリジナルで展開。すべてブーツ用に自社開発したもので、ブーツを買った後のことまで考えてくれているブランドの懐の深さが伺える。

最新モデルのサンプルが並ぶ。発売に先駆けてチェックすることができる。新作やショップ限定のアイテムが一目瞭然!

【DATA】
RED WING SHOE STORE TOKYO AOYAMA
東京都港区南青山5-4-29
TEL03-6450-5349
営業/12:00〜20:00、土日祝日11:00~19:00
休み/水曜※ 但し祝日の場合は営業

クラシカルなブランド背景を堪能できる店舗。レッドウィング・シューストア 大阪 ランバーカンパニー

東京青山店に次いで、大阪・南船場にオープンしたランバーカンパニー。その店名は、店舗建物が1950年代初頭に建てられた材木店のものであったことに由来し、天井の高いレンガ造りの内装には古い木材が立てかけられ、当時の面影が偲ばれる作りとなっている。

基本的には東京青山店と同様に、ワイズセレクトや限定モデルの販売など直営店だけのサービスも充実。こちらでもレッドウィングのブランド背景を感じられる歴史の片鱗がディスプレイされ、また、熟練のスタッフが間違いのないブーツ選びを丁寧にサポートしてくれる。

ブランドの歴史の片鱗がココにある!

ワークブーツとしてのレッドウィングの地位を確立した名作中の名作、『877』のルーツとなる『ハンツマン』。創業110週年記念として、1930年代のハンティングブーツを再現した。また、製作風景をイメージしたクラフツマンシップを感じるディスプレイも一見の価値あり(取材当時)。

店内には、旧き良き時代を感じさせるヴィンテージの底付け用ミシン『LANDIS K』をディスプレイ。存在感のある迫力の佇まいは一見の価値あり! レッドウィングの重厚な世界観を演出している。

店内のディスプレイでソールが縫い付けられる前のワークブーツの製作工程段階を見ることができる。製作の裏側を包み隠さず披露できるということは、クオリティのこだわりを証明することでもあるのだ。

【DATA】
RED WING SHOE STORE OSAKA LUMBER CO.
大阪府大阪市中央区南船場4-10-22
TEL06-6224-0520
営業/12:00〜20:00、土日祝日11:00~19:00
休み/水曜
※ 但し祝日の場合は営業

そして、ヴィンテージ・レッドウィングの聖地と称されるブーツ専門店「ホープスモア」も外せない。

若者のファッションの聖地として知られる東京・渋谷からほど近い、世田谷区・三宿にブーツ専門店「ホープスモア」がある。そこには、堅牢な作りで知られるアメリカ生まれのワークブーツを中心に、常時約1700足を超えるブーツが、ユーズド、デッドストック、なかには希少な限定生産モデルやヴィンテージまで幅広く揃えられ、全国各地だけでなく世界中からファンが訪れるほどの名店だ。

レッドウィングのエンジニアブーツが壁一面にズラリと並び、ファンならずともその迫力に圧倒されるはずだ。ヴィンテージから現行まで幅広く揃っているのも専門店ならでは

店内は、床から天井までずらりとブーツで埋め尽くされ、360度見渡す限り、すべてブーツの景観に、初めて訪れる人なら誰しもが驚きを隠すことはできない。それもそのはず、これほどまでにブーツに特化し、揃えたショップは、世界中どこを探しても見つけることは不可能なのだから。

この記事を書いた人
モヒカン小川
この記事を書いた人

モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
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