[フィッシングベスト」と「ハンティングベスト」どう着こなすのが正解?

ギアとして優れた機能を誇る、フィルソンのハンティングベストとフィッシングベスト。実はいま、このようなベストがファッションとしても注目されている。でもアウトドアウエアは、機能に特化していることもあって、ファッションとしては時として合わせにくい場合も多い。特にハンティングベストやフィッシングベストなど機能を追求した本格的なギアは、その傾向も顕著に。

そこで、フィルソンを代表するベスト2種を使い、定番スタイルとちょっとトレンドを意識したタウンユースな2コーデを提案!

【ハンティングベスト編】ブルーの1トーンコーデにグリーン×ブラウンを挿す。

ベスト1万8900円/フィルソン 、シャツ1万9440円、パンツ2万5920円/ともにナイジェル・ケーボン(すべてアウターリミッツ TEL03-5413-6957)、キャップ7560円/キャリー(スチ ュワーズレーン トウキョーウ TEL03-6434-1278)、シューズ1万2960円/ヴァンズ ヴォルト(ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR TEL03-3796-0996)

15オンスの厚手なティンクロス・コットンを使い、背面には大きなゲームポケットも装備。オイルフィニッシュで防水性も高いこのハンティングベストは、ちょっと太めなトラウザーをベースに合わせるとバランスが取りやすい。特にこのようにブルーの1トーンを意識したコーデに挿すと全体がまとまる。

ちなみに背中はこんな感じ。

【フィッシングベスト編】流行のレーヨン開襟シャツも、同系色でまとめれば難なくコーデ可能!

ベスト4万2120円/フィルソン(アウターリミッツ TEL03-5413-6957)、ハット1万6200円、シャツ1万6200円/ともにドレスヒッピー(ノーネーム TEL078-333-1341)、パンツ1万7280 円/キャリー(スチュワーズレーン トウキョウ TEL03-6434-1278)、シューズ/パラブーツ7万200円(パラブーツ青山店  TEL03-5766-6688)

オイルフィニッシュした6オンスのカバークロス・コットンを使ったフライフィッシング用のベストは、アウトドア感が非常に強い。これを都会的なファッションとして着こなすには、アウトドア感のある色合いのレーヨン開襟シャツにチノパンを合わせたい。軽い色合いの革靴を合わせるとさらに洗練されるぞ!

こちらばバック部分の収納っがたたっぷり。ほぼリュックと変わらない容量が入るので荷物が多くなっても安心。

意外といっては何だけど、どちらも立派にファッションしている。シャンブレーシャツを使った定番スタイルと、いま流行の開襟シャツでアレンジした旬のスタイル。どちらも挑戦してみるのに最適なアイテムなんではないでしょうか。ただし、一気にアウトドア感の増す、色の使い過ぎだけは注意しよう!

※掲載情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2019年10月号」)

この記事を書いた人
ランボルギーニ三浦
この記事を書いた人

ランボルギーニ三浦

ヴィンテージ古着の目利き

全国的に名を轟かせていた札幌の老舗ヴィンテージショップに就職。29歳で上京。Lightning編集部、兄弟誌・2nd編集部で編集長を務めた後、現在は、Lightning副編集長に。ヴィンテージ、古着の知識はその道のプロに匹敵。最近はヴィンテージのロレックスが最大の関心事で、市場調査も日課のひとつ。ランボルギーニ三浦の由来は、もちろんあの名車。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

Pick Up おすすめ記事

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...