人気TikToker『ぞのさんっ』が、Apple StoreのToday at Appleで講演

ダイナミックかつ、ユニークな動画で人気のTikToker『ぞのさんっ』こと前園耕平さんが、Apple丸の内のToday at Appleに登壇した。

@zono.sann 昨日の撮れた映像♫🍫#映像で遊ぼう #tiktok教室 #ぞのさんっ #フォーシーズンズ ♬ Keeping Your Head Up (Jonas Blue Remix) [Radio Edit] – Birdy

話題のTikTokerぞのさんっ登場!

ぞのさんっ
https://www.tiktok.com/@zono.sann

Appleの春の学生向けキャンペーン、『Apple製品でよりスマートに学ぼう』の一環として、Today at Appleに『ぞのさんっ』が登壇された。ぞのさんっは、iPhoneや360度カメラを使ったユニークなトランジション、カメラワークで人気のTikToker。どのカメラワークにもアイデアが盛り込まれている。

ぞのさんっの原点は、大学の建築学部で学んだこと。その頃は海外を旅行して、さまざまな建築の写真を撮るのが好きだったという。

その後、趣味としてドローンでの撮影をはじめ、映像クリエイターとしての活動を始める。しかし、まもなく感染症が流行し、外に出られない時間が続く。フォロワーも増えず、『単なる無職(ご本人談)』に近い状態が続いたそうだ。そんな中でも、毎日1本の動画を、始めてから2年間TikTokに映像を上げ続けたとのこと。

転機は突然訪れる。

それまでは、『カッコいい動画』『美しい動画』をアップしていたが、ある時、『現在の外出禁止の状況を、発信する動画を作ろう』と思いたち、起きて、食事して、動画を編集して……といった1日の出来事が、自室のベッドの上で続いていく様子をコンテンツ化した動画を作ったのだそうだ。

ある朝起きると、iPhoneの通知が鳴り止まなくなっていた。

なんと、ハリウッド俳優のウィル・スミスが、『こういう人にもっとスポットライトが当たるべき!』と、9人の映像作家を紹介しており、その中にぞのさんっの動画が紹介されていた。

この投稿をInstagramで見る

 

Will Smith(@willsmith)がシェアした投稿

以来、フォロワー数はうなぎ登り。ぞのさんっはトップTikTokerとして注目されるようになり、さまざまな企業案件も引き受けるようになった。現在は企業案件を受けるクリエイターのネットワーク『Creator’s Campus』の代表にもなっているという。

大切なのは『コンセプト』

さて、今回のToday at Appleは、ぞのさんっのそんな経験も受けて『コンセプト』を大切にした動画の製作。

美しい映像も大切だが、ぞのさんっの映像が多くの人の注目を集めたいのは、そこに伝えたい『コンセプト』があったからだ。

ぞのさんっから、映像素材が提供され、それを元に、Today at Apple参加者のみなさんは動画を編集する。ちなみに、自分の機材を持って来てもいいし、持っていなくてもアップルが最新のMacBook Airを貸してくれる。そして、iMovieの使い方をレクチャーしてくれて、ぞのさんっと一緒に動画を編集するのだ。

ちなみに、その映像を元に、ぞのさんっが作った作品はこちら。

提供されるのは、ぞのさんっが撮影した元素材。カットを切り替えるためのトランジションの部分が長めに撮ってあるのを、トリムして、思った順番に繋ぎ合わせていく。最新のM2搭載MacBook Airなら、動画編集なんて楽々であることも体験できるようになっている。

最後に、参加者のみなさんの編集した動画のうち、何点かをぞのさんっが講評。ぞのさんっのファンの方が集まっていたらしく、どなたの編集した動画も高レベル。音楽にテンポが合わせてあったり、再生速度を途中で変えてタメを作ったりと、ぞのさんっも感心するほどだった。

Today at Appleは、次週2月24日は『amity_senseiとわくわくするノートを作ろう』、3月16日は『平岡勇太がすすめる友達と楽しむコラボレーション』となっている。店頭で参加するのがもちろんベストだが、オンラインでも開催されるので、遠方で参加できない人は、ぜひオンラインで視聴してみていただきたい(ThunderVoltも取材に行く予定)。

参加申し込みはこちら( https://www.apple.com/jp/today/collection/study-smarter-with-apple/?cid=rem-jp-taa-aff-cp-taa-bts22 )から。

【おまけ】

今回のToday at Appleは配信されていたのだが、当然のことながら中継のカメラもiPhone。こういうシステムを観察できるのも、現地参加の楽しみかもしれない。

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...