自分でもやれることがあるのだったら。

──そもそも、この『還暦高校生』はどういった経緯で企画されたんでしょうか。
河崎 日本橋三越伊勢丹の「福袋」企画で、「約500万円で河崎実監督に映画を撮ってもらえる」という企画がありまして、それを引き当てた一般人女性の長谷摩美さんが、『メグ・ライオン』に続いてもう一度引き当て、それで今回は自分が憧れていたアイドルに主演してもらいたいということで、ひかる一平さんの名前があがったんです。
──『昭和40年男』にひかる一平さんのインタビューが載っていたことがオファーにつながったとか。
ひかる 最初にオファーをいただいたとき、半分冗談のように思ったんです。僕はいま裏方な人間でもありますので、バラエティ番組から声がかかっても基本出ませんから。でも河崎監督から熱心にオファーされたので「自分でもやれることがあるのだったら」と言って、お受けすることにしました。まさか自分が還暦になって高校生をやる日が来るとは…ですよ。
──そこに直江さんが、今回久々の共演を果たすわけですね。
直江 はじめ(ひかる一平のこと。『金八』の役名に由来)とガッツリ一緒にやるのは『金八』以来だけど、すぐ昔のように楽しくやれましたよ。
河崎 青春映画のパロディみたいに思われるかもしれないけど、おふざけとかじゃなく、本当に好きなことを真剣に撮りました。
──42ダブ高校3年というありえない設定ではありますが、それが監督のやり方ですからね。
直江 だから出る方も真面目にやりましたよ。
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