長い歴史と伝統がいま蘇る! RED WINGの名作3モデルが満を持して再登場!

120年続くRED WINGの歴史の中で数多くの功績、かつ実績を残し、後世への語り草となるターニングポイントともいうべき銘作3モデルが満を持して再びコレクションに登場。この絶好のチャンスを見逃すな。

先芯をスチールから樹脂に変えたモデル。

RED WINGがこれまでに生み出した銘作の中でもとりわけ人気のあるエンジニアブーツ。カタログに登場したのは1936年。ブランドの中でも長い歴史を誇るブーツで、元はレイルロードエンジニア、つまり鉄道機関士のために作られたことからエンジニアと名付けられた。

耐油性、耐久性に優れたコードソールを装備し、11インチのシャフト、さらにはスチールトゥなど、とにかくヘビーデューティな設計から多くのワーカーたちから愛された。のちにバイカーをはじめ、ファッション界へと昇華し、ファンの熱い支持を集めることとなる。

今回、復刻するのは1996年から、わずか1年間だけ生産された先芯がスチールトゥではなく樹脂タイプを使用した希少な「968」がベース。スチールトゥを必要としない状況や固い先芯がどうしてもフィッティングの妨げになるなど、エンジニアブーツを快適に履く人のために用意された待望の復刻だ。

【STYLE No.2966】11-INCH ENGINEER

セーフティブーツとして発売されたスチールトゥ搭載のモデルよりもどこかすっきりとスマートなフォルムに仕上がった印象を受ける復刻モデル「2966」。アッパーはブラッククロンダイクレザーを使用しており、この革はいわゆる茶芯レザーと呼ばれるコレクテッドグレインレザーのことで、長年の着用によって生じた擦れや傷が革の下地色である茶色が表現され、特有の美しいエイジングを形成してくれるのが魅力のひとつ。また足首部分が絞られた「ストーブパイプ」パターンも美しいシルエットを生み、魅力を惹き立ている。【10/1発売予定】¥70,400_ BLACK KLONDIKE

エンジニアブーツの最大の特徴である甲部分に装備されたアジャスターベルト。筒の上部にももうひとつ小ぶりなベルトが付けられている。湾曲のある高めのヒールとスチールトゥから樹脂トゥに仕様変更しながらも美しいトゥデザイン、さらには茶芯レザーを採用することで、エイジングも履く人の個性が表現されるのは興味深い。

洗練されたフォルムで再登場のロガー。RED WING屈指のヘビーな作りは健在。

森林伐採をはじめとする林業従事者のために開発され、1940年代に登場したロガー。高めのハイトに編み上げが基本のスタイルでシューレースを縛り上げて履くことでトゥが反り、着用ごとに美しいフォルムへと形成されていく育てるブーツとしても人気のあるモデルだ。

足場の不安定な山中において滑るのは御法度。重量感がありグリップ力に長けていなければ命を落としてしまいかねない過酷な環境下でブーツに求められるのは当然、耐久性の高さだ。いわゆるゴツい、重いと思えるくらいではないとブーツとしての務めを果たすことはできない。そんなワークブーツの起源を思い返してくれる存在でもあるロガー。タウンユース仕様へとブラッシュアップされた新ロガーをぜひお試しあれ。

【STYLE No.4501/4585】8-INCH LOGGER

「4585」はヨーロッパ限定品番として発売されていたモデルで、RED WING創業120周年にあたりヨーロッパ市場の希望により復活。ブラックは完全新作としてラインナップに追加される。本来のロガーには、倒木から足を守るスティールトゥ、山の斜面を下る時に踏ん張りの効く湾曲を持ったヒールが大きな特徴だが、現代風にリファインし、シティユースを加味した上で、履きやすくコーディネイトしやすいデザインに刷新したロガーの新たなスタイル【10/1発売予定】¥64,900_
BLACK OIL SLICK/BRIAR OIL SLICK

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