1950年代のセンス抜群のアロハシャツを「ウエアハウス」が完全再現!

ヴィンテージピースを徹底的に検証しリプロダクションを生み出す手間はデザイナーの感性に頼るモノづくりの何倍も知識と労力が必要となる。この歴史への挑戦から素晴らしいプロダクツが誕生している。「再現させたい」とクリエイターたちを鼓舞するヴィンテージウエアの発見からすべてが始まる。

「バショウカジキ」をモチーフにした1枚

アロハシャツと呼称されるものは、正確には2パターンに分けられる。ひとつはその名のとおりハワイで作られたもの。もうひとつは、ハワイなどリゾート地へ行くためにアメリカ本土で作られたものである。

今回紹介するシャツは、前者のもの。ハワイのホノルルで創業した『Shaheen(シャヒーン)』というブランドのもので、世界最速の時速110㎞で泳ぐ魚といわれる「バショウカジキ」をモチーフにした1枚だ。

クラシックなポーズでジャンプする躍動感に溢れるカジキのプリントが施され、ポップなデザインでありながらも上品で高級感が漂っている。Shaheenのシャツは、デザインが洗練されているモノが多く、上流階級の方たちが好んで着ていたことが容易に想像できる。佇まいが気品に満ち溢れているのだ。

もとにしたヴィンテージがこちら。ジョン・グラッコー氏が所有するコレクションのひとつで、日焼けによる褪色した風合いが魅力的な1枚だ。今回再現した1枚も天日に晒し、このように褪色していく様を楽しみたい!
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CLUTCH Magazine 編集部
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