新潟・霊峰弥彦山の麓にあるスーパーヴィンテージショップ「mushroom」へ行ってみた。

昨年に行われたInspirationにて、1890年モデルの501XXを販売するなど、スーパーヴィンテージを数多く扱うとこでも知られる。高額なイメージが先行しているが、実際にショップを訪れてみると良質なレギュラーもあり、相場よりも安いプライスも数多くあった。

超絶レアな個体の横には センスあるレギュラー。

ここ数年のヴィンテージブームで、マーケットリーダーの1社として注目されている当店。加熱するヴィンテージとは無縁な新潟の弥彦村に位置する。高額なスペシャルヴィンテージを得意としているが、店内には’90年代の良質なレギュラーまでしっかりと置かれており、多種多様なラインナップ。毎月、オーナーの土田氏がアメリカに渡り、入荷日を設けずに不定期でスペシャルヴィンテージを放出するので、訪れた際に思わぬ出会いがあるのも醍醐味である

パワースポットである彌彦神社の大鳥居をくぐり、数分ほど車で走ると、ひときわ目立つ無機質な建物が登場する。2階にはリペアショップがあり、購入したヴィンテージを修理することができるのも丁寧だ。

【DATA】
mushroom
新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦1108-1
Tel.0256-78-7966
11AM-6PM Close Wed
https://vintage-mushroom.net

スペシャルヴィンテージは圧巻! ラインアップの一部を紹介。

GHOST RAIDERSというMCチームの刺繍が入ったスーベニアジャケットはスペシャルな存在。ブラックベースであることも素晴らしい。¥4,950,000_

滅多に出てこないPatagoniaのミルスペックMARSリバーシブルタイプのリバーシブルスナップT。これだけカラバリがある。各¥275,000_

人気の高いデビルモチーフの刺繍が入った1950年代のカークラブジャケット。ベースはウールメルトンのショールカラーとなる。¥1,650,000_

コットンハワイアンの最高峰となるディズニー柄のデッド。実はスカルが入っており、そこが高騰した理由。メンズ各¥594,000_、キッズ2点セット¥165,000_

実名復刻もしているBROWN’S BEACHのレアカラーであるグリーンのジャケットは、’50年代から’60年代の頃のもの。ベーシックなジップアップタイプだけに、グリーンカラーが映える。

ミリタリーデニムの中でもレアな’30sのUS ARMYのプルオーバー。ユーティリティウエア的な役割。¥858,000_

近年、価格が高騰しているCARHARTTのオーバーオールはデッドストック。¥495,000_

得意とするLEVI’Sは、かなりの数があったが、その中でも501XXギャラ入りのデッドストックを発見。各¥4,950,000_

(出典/「CLUTCH Magazine VOL.99 2025年5月号」)

この記事を書いた人
CLUTCH Magazine 編集部
この記事を書いた人

CLUTCH Magazine 編集部

世界基準のカルチャーマガジン

日本と世界の架け橋として、国外での販路ももつスタイルカルチャーマガジン。本当に価値のあるモノ、海外記事を世界中から集めた、世界基準の魅力的コンテンツをお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

Pick Up おすすめ記事

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...