「CALEE」20周年のコラボ企画がスタート。BerBerJinのディレクターの藤原裕氏とのデニムが登場した。

アメリカ西海岸にかつてから存在するカルチャーをベースに、ヴィンテージや音楽、それに映画など、様々なシーンからインスパイアされ、それを日本のモノ作りで発信するブランド「CALEE(キャリー)」。今年はブランド創設20周年という記念すべきタイミングで、様々なブランドとコラボレートを展開。その中から注目のデニムを紹介。

CALEE流にアップデートした大戦モデル。

俗に言う大戦モデルとは、第二次大戦期にアメリカの物資統制によって、部材やデザインを省略して生産されたワークウエアのこと。終戦までのわずかな期間しか生産されなかったプロダクツだったため、その時期にしか存在しないディテールの稀少性も手伝って、ヴィンテージではコレクタブルなアイテムになっている。

今回のコラボレートで登場する5ポケットパンツとデニムジャケットはそんな大戦モデルをBerBerJinのディレクターでありデニムアドバイザーである藤原裕氏が監修する。

大戦期に生産された5ポケットパンツとデニムジャケットをモチーフに、藤原氏の監修のもと、CALEEならではのアイデアを盛り込んだスペシャルなアイテムへと仕上がっている。

WWⅡ DENIM JACKET

ダウンパッチや一枚袖、背中にはT-BACKディテールを採用し、当時の荒く雑な縫製を良さと捉え随所に再現。CALEEオリジナルボタンやリベット、ネイビーレザーパッチを使用し、ブランドらしさを表現している。パターンは、ヴィンテージを踏襲したショート丈シルエットをベースに、着丈、アームホール、袖丈などの細部を微調整したCALEEオリジナルシルエットに。今回、New Manualディレクターでもある藤原氏が選んだ、スペシャルなデニム生地を採用している。5万2800円

WWⅡ DENIM PANTS

当時の荒く雑な縫製を「良さ」と捉えて随所にあえて再現し、CALEEオリジナルボタンやリベット、ポケット裏の総柄スレーキ、ネイビーレザーパッチを使用してオリジナリティを表現している。パターンは、ヴィンテージを踏襲したストレートシルエットをベースに、レングス、尻ぐりなど細部の微調整を行なったCALEEオリジナルシルエット。今回、New Manualディレクターでもある藤原氏が選んだ、スペシャルなデニム生地を採用している。4万700円

【DATA】
CALEE(キャリー)
https://calee.net/

この記事を書いた人
CLUTCH Magazine 編集部
この記事を書いた人

CLUTCH Magazine 編集部

世界基準のカルチャーマガジン

日本と世界の架け橋として、国外での販路ももつスタイルカルチャーマガジン。本当に価値のあるモノ、海外記事を世界中から集めた、世界基準の魅力的コンテンツをお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

Pick Up おすすめ記事

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...