居心地の良い空間で服を選ぶ喜び

歴史のある港町、横浜は魅力的な独自のカルチャーを持つ。特に赤レンガ倉庫から山下公園を抜けて元町、さらには山手へと続く一帯は、異国情緒溢れる素敵な街だ。そんな雰囲気にピッタリのメンズショップM’ARIJUAN横浜元町店。居心地の良い空間は地元民からも愛される。

季節モノから定番まで ヘリテージスタイルはココ。

春夏シーズンはORGUEILのライトアウターが揃っている。フレンチヴィンテージをオマージュしたデザインが多く、リネンなど素材もフレンチに通ずる

ヘリテージスタイル愛好家には有名店だが、立地上、表参道店の方が馴染みが深いかもしれない。しかし、横浜元町店は地元の方々に愛される、アットホームな雰囲気。横浜散策の際に立ち寄ってみてはどうだろう。

こちらの特徴は主力であるORGUEILやSTUDIO D’ARTISANの品揃えではあるが、特筆すべきはレザーアイテムの充実ぶりだ。店長の丸山さんが、かつてレザー業界に身を置いていたこともあり、力が入る。

「真夏でもレザーが揃っているので、革好きのお客様には喜んでいただいています」

ORGUEILやAERO LEATHERのレザージャケットを求めてやって来る人も多い。

ディスプレイもリアルアンティーク。旧い文化が好きな人にとっては心地よい空間。ショッピングも気分がアガること間違いなし
横浜は同じシルクの街リヨンと姉妹都市で、フランスとの縁も深い。元町でフランス語を掲げるM’ARIJUANも街に馴染む
M’ARIJUAN横浜元町店を切り盛りする店長の丸山さん。今季の注目アイテムを解説しながらも、レザーへの想いは強く、レザーのジレをタイドアップスタイルに合わせる上級者コーディネイトを披露してくれた
ヨーロッパテイスト溢れるORGUEILのレザーコレクション。コサックジャケットやジレなど、品の良いスタイルのアイテムが揃う。真夏でもムートンを陳列するほどレザーに力を注ぐ
M’ARIJUANでは表参道、横浜元町店ともに英国伝統のAERO LEATHERも多数取り揃えている。モデルやカラーも豊富

「M’ARIJUAN横浜元町店」で気になる商品をピックアップ!

ORGUEILらしい、1900年代初頭のフレンチヴィンテージワークをオマージュしたダブルブレステッドジャケット。インディゴのリネン素材なので夏のアウターにピッタリ。45,980円

ORGUEILの今シーズンの人気はリネン100パーセントのハバナチェックシャツ。ドライタッチで涼感もあり、真夏のスタイルアップに。フロントがチャイナボタン仕様になっている。31,900円

1930sフレンチアーミーのモーターサイクルジャケットをモチーフにしたホースハイド製。ダブルブレステッド仕様。217,800円

片側2本プリーツのORGUEILフレンチアーミーチノトラウザーズ。裾にかけてのテーパードラインが美しい。丸山店長も着用。28,380円

【DATA】
M’ARIJUAN 横浜元町店
神奈川県横浜市中区元町4-161
Tel.045-232-4610
http://www.dartisan.co.jp/shop/yokohamamotomachi/

※情報は取材当時のものです。

(出典/「CLUTCH2024年8月号 Vol.96」)

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