フルカウントが展開する加工デニムシリーズ。そのエイジング加工のコンセプトをデザインに落とし込み、ヴィンテージウエアを彷彿させるリアルな経年変化の表情が魅力だ。それぞれの加工の種類ごとにコンセプトのモデル名が名付けられており、デイリーユースでは中々出せないリアルな風合いが特徴となり、生地の擦れ感やパッカリング、ダメージ、インディゴの濃淡(色落ち具合)など、どれも美しい表情で我々を魅了する。
長年培ってきた技術と経験を落とし込み、コンセプトごとに異なる色落ちを表現している。そんなFULLCOUNT独自の加工に刮目せよ。
1.DARTFORD

フルカウントを代表する加工モデルのひとつが“DARTFORD” だ。その加工コンセプトもユニークなものとなっている。それは若かりし頃のミックジャガーが着ていたデニムジャケットの色合いにインスパイアされて作製したジャケットが事の始まり。余談だが、フルカウントは1995年と2006年のローリングストーンズのツアーで、キース・リチャーズ氏のデニム衣装に携わったこともあるとか。そんな経緯もあり、ローリングストーンズ結成のきっかけにまつわる場所となった、ロンドンの南東25㎞ほどに位置するダートフォードに因んで命名された。






2.MORE THAN REAL

ヴィンテージデニムとほぼ違いが判らない程のリアリティ溢れるエイジングの表情で、国内外で評判となりフルカウントのエイジング加工技術を世の中に知らしめた加工シリーズがREAL KILLER。そのシリーズをよりブラッシュアップさせ、穿き込んだことで生まれる色落ちの先にある、リアル以上のカッコよさをコンセプトに生まれた加工モデルがこの“MORE THAN REAL” である。長年穿き込んだかのような立体感のあるメリハリが生まれた色落ちやパッカリング、汚れ、ダメージなどは、ヴィンテージデニム好きも納得の仕上がりとなっている。






【DATA】
FULLCOUNT 東京店
TEL03-6804-6541
https://fullcount-online.com/
※情報は取材当時のものです。
(出典/「CLUTCH2023年4月号 Vol.90」)
Photo by Akira Kuwayama 桑山章 Text by CLUTCH Margazine 編集部
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