温かみを感じるハンドメイドスタンプ

革にプリントする手法を自身で考え抜いた結果、シルバーやラバーで作るスタンプでのプリントに辿り着いたという。

最も一般的なシルクスクリーンなどの手法は、すべての商品が同じ仕上がりに完成するのに対し、スタンプは丁度良くハンドメイド感も残り、温かみを感じられる。
表現することの楽しみを知ってもらうために

作っているスタンプのテーマは、あえて考えずグラフィックとしてバランスの取れたいいデザインになる「形」を作っている。 そこには見る人に先入観を持ってほしくないという気持ちから、プロダクツを手にした人に遊び心を持ってほしい。見る人によっては様々な意見があり、それを小物や洋服にカスタムしアートワークとして表現することの楽しみを知ってほしいからだという。

そのためスタンプ自体にテーマやインスピレーションはないものの、一瀬氏が描くグラフィックは、強くネイティブアメリカンの影響を受けている。
ヴィンテージアイテムがモダンに変化

柔らかなラムレザーに描かれたアートワークのようなこちらの1点。

元々ヴィンテージカーディガンに一瀬氏が手掛けるスタンプワークが施されてモダンな印象に。
ふたつとないカスタム仕様

ヴィンテージシャツやTシャツに入ったスタンプで、たちまち個性的なアイテムへと変身する。そんな楽しみ方も一点ずつ表情を替える事の出来るスタンプならではの表現方法である

ネイティブアメリカンの象形文字や幾何学模様をベースとした、三角形、アルファベット、数字をデザインし、ふたつとないカスタム仕様をオリジナルの素材に表現することが出来る“Artisan-Collage”。
ロサンゼルス国際空港の真北に位置する海辺の町、Marina del reyにあるギフトショップ”momo”では、一瀬氏のスタンプを取り扱っているので是非この機会に訪れてみてはいかがだろうか。
【DATA】
●Artisan-Collage
Los Angeles, California
https://www.artisan-collage.com
●フォトグラファープロフィール
静岡県出身。都内の大学を卒業後、マスコミ関係の仕事に携わる。退社後、心機一転しフォトグラファーとしてハワイへ移住。仕事を通じて技術と語学力を身につけ、2015年に以前から憧れていたロサンジェルスへ。クリエイター集団Seven Bros. Picture所属(http://seven-bros.com)
Photo by Maiko Naito 内藤真依子
Text by CLUTCH Magazine 編集部
(出典:「CLUTCH web」)
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