栃木レザーにインスパイアされた、ポートランド発のレザーブランド『OROX LEATHER CO.』

オールドタウンで見つけたポートランド発のレザーブランド、OROX LEATHER CO.。お店に入ると、オーナーのジョセ氏と長男のマーティン氏が笑顔で迎えてくれた。
0411_1_1
様々なレザーブランドが並ぶ店の奥には工房があり、この場所ひとつで制作から販売までを行っている。ブランドは2005年創業だが、店舗を持ったのは2012年だという。
0411_1_2
0411_1_3

歴史は1933年~野球用品作りから始まった

0411_1_4
同ブランドの歴史は1933年にまで遡る。野球が趣味だった祖父のフェリペ氏は、グローブやキャッチャーマスクなどの野球用品を作り、小さなマーケットで販売していた。それを2005年に、ジョセ氏がファッションへと広げブランド化し、OROX LEATHER CO.がスタートすることになる。写真は祖父フェリペ氏(中央)と、祖父が作ったキャッチャーミット。
0411_1_5
ジョセ氏は以前6年間日本に住み、栃木レザーの工場で修業をしていたのだそうだ。そこでの経験を同ブランドにすべて落とし込んでいるという。ジョセ氏の長男マーティンは、大学卒業後に父とともにレザーブランドを営むことを決意し、数年後には次男と三男もOROX LEATHER CO.に加わることとなり、マーケットやオンラインでの販売に携わっている、家族経営のブランドだ。
0411_1_6

長く愛され、次世代にも受け継がれるデザインとクオリティ

OROX LEATHER CO.のレザーは、RED WINGが使用しているのと同じもの。彼らが生み出すアイテムはどれも、長年愛され、次世代にも受け継がれるようなデザインとハイクオリティにこだわっている。
0411_1_7
RUCKSACK $560.00-680.00
0411_1_8
1/2 CLASSIC ROLLING BUCKLE $90.00-120.00
0411_1_9
SKINNY CAMERA STRAP $75.00
CAMERA WRIST STRAP $40.00
4月には、大阪の阪神梅田本店で行われるポートランドフェアに出展する。彼らが生み出すプロダクツをお目にかかれる絶好のチャンスだ。ポートランドで人気のクラフトビール、サードウェーブコーヒーやクラフト製品など、いまアツいポートランドを楽しめること間違いなし。
【イベント情報】
●ポートランドフェア2017
開催日:4月26日(水)~5月2日(火)
会場:阪神梅田本店 8階催場
http://www.hanshin-dept.jp/dept/portland/index.html
0411_1_10
【店舗情報】
●OROX LEATHER CO.
住所:450 NW Couch St,Portland,OR 97209
営業時間:10:00~17:30(日曜定休)
HP:http://www.oroxleather.com

この記事を書いた人
CLUTCH Magazine 編集部
この記事を書いた人

CLUTCH Magazine 編集部

世界基準のカルチャーマガジン

日本と世界の架け橋として、国外での販路ももつスタイルカルチャーマガジン。本当に価値のあるモノ、海外記事を世界中から集めた、世界基準の魅力的コンテンツをお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...