季節の変わり目の快走を約束する、ゴートスキンの実力。

革ジャンに使われる素材は、馬革や牛革が一般的だが、「ウエストライド」のレザープロダクツでは馬革に加えてゴートスキン(山羊革)も使用しているのが特徴だ。今回はブランド直営店「ウエスタンリバー」の店長・矢澤さんに、山羊革の魅力をうかがった。

ゴートスキンの名手が放つ季節の変わり目に最適なレザーの決定版!

「ゴートスキンは雨に強く、耐久性も高いため、バイクウエアとして優れた素材です。しかも、ウエストライドで使う山羊革は2ミリ前後の厚さなのに素仕上げ。これは上質な素材だからこそできる仕様なんです。また表情豊かな独特のシボや艶感は革ジャン愛好家にも人気がありますが、柔らかく身体に馴染みやすいため、実は革ジャン初心者にもオススメです」

現在、旧きよき時代の革ジャンをモチーフにしたシリーズ「ヴィンテージ・レザー・コレクション」を展開。ヴィンテージの質感やディテールの再現など繊細な表現力が人気を集めている。生産は国内の熟練した職人たちと長年関係を築いてきたことで、革やライニング、袖丈などのカスタムオーダーも可能。さらに修理保証もつくという手厚いサービスも魅力的だ。もし長年寄り添える一着を探しているなら、ウエストライドを候補に入れておいて損はない。

DEAN

デニムジャケットのデザインを採り入れたゴートスキンベストは、バイクを降りたときのカジュアルウエアとしても申し分なし。革の品質に自信があるからこそ可能な素仕上げなので、山羊革の素材の魅力が存分に味わえるのもポイント。2.2mmという厚さだが、シボが多いため柔らかく着やすいのがうれしい。12万9800円

レザーベストとカットソーをレイヤードした王道スタイルの矢澤店長。太いピッチのボーダーでバイカースタイルを強調しつつも、力の抜けた自然体なコーディネートが好印象。誰でも簡単に実践できる組み合わせなので、レザーベストを検討している人は、参考にしてみては?

コーディネートに採り入れやすい小ぶりなエリ。裏にはスナップボタンが備わり、走行時のバタつきも軽減。経年変化も期待できるポイントだ。

ウエスト部分にはフィット感を高め裾からの風の侵入を防ぐアジャスターストラップが備わる。デザイン的にもさりげないアクセントとして有効。

フロントなどで使われるスナップボタンは、ウエストライドの刻印が施された特注パーツ。革とともにエイジングしていくのも楽しみだ。

何かと便利な内ポケットが備わる。裏地にはオリジナルのフランネル生地を採用して、ほどよい保温性も確保。上品な佇まいの千鳥格子柄も◎。

この記事を書いた人
サカサモト
この記事を書いた人

サカサモト

アメカジ系動画ディレクター

Lightning、2nd、CLUTCH Magazineの公式YouTubeチャンネル「CLUTCHMAN TV」のディレクター。元Lightning副編集長ということもあり、クルマ、バイク、ミリタリーなど幅広い分野に精通。現在はもっぱら動画作成機材に夢中。ニックネームは、スキンヘッドにヒゲ面をいう「逆さ絵」のような顔に由来する。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...