2nd編集部がトライ! これで靴擦れも解決。シンデレラフィット大作戦!

靴紐がないぶんサイズ合わせが難しく、これまで多くの人が挑戦を諦めてきたローファー。ところが実はいま、そんな悩みを解決するグッズが数多く登場している。この難題を解消するべく、体当たりで検証することに。

【パピー髙野の悩み】超扁平足のため、サイズを合わせても甲部分が緩くなってしまう

上司にもらった「ユケテン」のハラコのローファー。最近はアメカジが気分なので、シンプルになりがちな春の装いのアクセントとして合わせたいところですが、シュータンと足の甲の間に指がすっぽり入るくらいに隙間が空いてしまっています。歩くたびにローファーが脱げてしまう問題、解決できませんか?

1.調整する箇所を選ぶ

ワイズとサイズは合っているのだが、足の甲が低いため、シュータンとの間に指が入ってしまうくらいに隙間が空いてしまう。サイズ調整グッズを使ってこの隙間を埋めれば歩きやすくなるはず。

2.原因は超がつくほど扁平足

隙間が空いてしまう原因は、足を真横から見れば一目瞭然。おそらく土踏まずのない扁平足が原因だ。サイズは合っているので、そこを調整ハーフインソールで底上げ。

3.ハーフインソールで底上げ

まずはつま先部分の高さを上げるために、ハーフインソールで底上げをしてみる。両面テープを中敷に貼りずれないように装着。インソールなので履いている時に調整の跡が見えないのも嬉しい。

使ったのはコレ。

4.インソールだけでは足りなかった

シュータンと足の甲の隙間を埋めるために、つま先のインソールを入れた。多少隙間は埋まったが、まだ歩くとカカトが抜けてしまう。まだ、調整用のグッズがあるため、追加で調整を試みる。

5.甲の部分にパッドをつける

つま先インソールで足りないのならば、シュータンの裏側に貼るパッドを追加する。こちらもテープで甲の部分に貼り付ける。足に当たる部分にはクッションが入っており、快適に着用が可能だ。

使ったのはコレ。

6.緩かった靴が超フィット!

シュータン裏にパッドをつけたら、隙間が埋まり足にフィット。歩く際も靴の中で足が動かなくなった。「ひと手間でこんなに変わるなんて!」

【ナマタメの悩み】幅広なので、ワイズに靴を合わせるとカカトが抜けてしまう

足のワイズが広いことから敬遠していたローファーだが、今回の特集をきっかけに物欲が爆発。ワイズが合っていることを第一優先でローファーを購入した。だが、ワイズを合わせたがゆえに、サイズが大きくカカトが抜けてしまう。気になるので調整に挑戦!

1.調整部分を確認する

足の甲の部分はワイズ、高さともにぴったりで調整の余地はなさそうだが、カカトだけが抜けてしまう。そのため今回はカカト部分にパッドを仕込み縦のサイズ調整を行う。これがうまくいけば、ちゃんとした初ローファー。

2.カカトにパッドをつける

パッドも色々な種類があったのだが、今回は履いていて気にならないように、透明のジェルパッドを選んだ。ローファーのカカト部分の内側に沿わせるように貼っていく。厚みもしっかりあり、調整がうまくいきそうな予感!

使ったのはコレ。

3.これでもうカカトが抜けない!

カカトに調整用のパッドを入れたら、歩くたびに抜けていたカカトがしっかりついてくるようになった! パッド自体も柔らかいので、靴ズレともおさらば。汚れたら洗って再度使用可能なところも嬉しい。

貼ったカカト部分を見てみると、透明なパッドがうまく馴染み、靴を脱いだ際にもあまり気にならない。もし、調整の跡が気になる方は透明がオススメ。

【ミナミの悩み】履き口に足首が擦れて、痛すぎる

この世で1番大好きなブランド「ラルフローレン」のお気に入りのローファー。これまで我慢をして履いてきましたが、実はカカトとくるぶしの計2箇所に靴と当たる部分があり履くたびに靴ズレに悩んでいます。血が出ることもしばしばなので、この企画で、そこをどうにか解決したい!

1.カカトには痛々しい血の跡が……。

サイズは間違っていないが、購入当初からカカトとくるぶしの2箇所がスレて、履くたびに流血という惨状 。お気に入りの1足なのでどうにか履きたいが、痛みを胃思い出しては敬遠してしまう。そんな悩みを解決したい。

2.透明だから、こんなに目立たない!

足とローファーの当たる箇所が小さかったため、今回はスポッドパッドを使って調整をしてみる。色が透明なのと、サイズも小さく貼った後も全く気にならない。そこも嬉しいポイント。

3.フィット感が違う!

サイズはぴったりだったけど、少し擦れる感触があった箇所が、パッドを貼ったことによって解消された。もちろん、履いた時の違和感もなく、調整の後はまったく見えない。これなら履くのも億劫にならない!

【問い合わせ】
コロンブスお客さま相談室
TEL0120-03-7830

(出典/「2nd 2025年6月号 Vol.212」)

この記事を書いた人
なまため
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なまため

I LOVE クラシックアウトドア

1996年生まれ、編集部に入る前は植木屋という異色の経歴を持ち、小さめの重機なら運転可。植物を学ぶために上京したはずが、田舎には無かった古着にハマる。アメカジ、トラッド様々なスタイルを経てアウトドア古着に落ち着いた。腰痛持ちということもあり革靴は苦手、持っている靴の9割がスニーカーという断然スニーカー派。
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