ひと癖ある、語りたくなる「革靴談義」出演者たちの愛用ローファー13選

2nd本誌のYouTubeチャンネル「断然革靴派」。過去5回の出演者が紹介した愛用靴の中には様々なローファーがラインナップしていた。今回は「革靴談義」に登場した洒落者たちの愛用ローファーをピックアップして紹介する。気になる革靴があったらぜひ動画でもチェックしてみてほしい。

【第1回】「アーカイブ&スタイル」坂田真彦さん

J.M.WESTON

名作[シグニチャーローファー #180]。坂田さんが初めて購入した高級紳士靴はこのモデルでその2代目。初代を購入した時に雨が降っていたことからラバーソールを選択し、この2代目もラバーソールを踏襲した。

J.M.WESTON

上と同じ[シグニチャーローファー #180]。高級感漂うクロコダイルレザーを使用。一見コーディネイトが難しそうであるが、難しく考えずにデニムなどと合わせるという。雨の日も気にせずに履くのだとか。

HEREU

スペイン発の気鋭のブランド「へリュー」のストラップローファー。職人の伝統的な技術を駆使した編み込みのデザインが特徴で、コーディネイトのアクセントにも最適。ソックスとの組み合わせも楽しめる。

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【第2回】「ビームス」安武俊宏さん

Crockett & Jones

名作[キャベンディッシュ3]。ローファーでありながらスーツスタイルとも難なく合わせれられる上品さを持ち、ビームスのドレススタッフの所有率はかなり高いという。小ぶりなヒールがスタイリッシュ

George Cleverley

サドルに切れ込みのないドレッシーな佇まいが特徴的な「ジョージ クレバリー」の[クラシックローファー]。セミスクエア型のトゥも特徴で、ビームスのドレススタッフの間ではマストアイテムとなっている。

HEINRICH DINKELACKER

ドイツの老舗高級紳士靴メーカーのいまはなきブダペスト工場で作られた1足。ズッシリとしたフォルムやコードバンの表情などから重厚感が感じられる。意外にもビーフロールが付いているという点もポイント。

J.M.WESTON

本場・パリで10年以上前に購入。キメの細かいボックスカーフと汎用性の高いスマートで洗練されたデザインが魅力の名作だ。ブラックやブラウンではなく、あえてオリーブをセレクトするのが安武さんらしい。

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【第3回】「J.プレス&サンズ」黒野智也さん

REGAL Shoe & Co. × J.PRESS & SON’S

黒野さんが初めて企画から携わって製作した思い出の1足。「J.プレス&サンズ」と「リーガル シューアンドカンパニー」はともに“次世代へのトラッド”を掲げており、親和性も抜群。コンビのビットという斬新なデザイン。

GUCCI

学芸大学の古着店で出会った「グッチ」の[ホースビット]。ローファーの形をしながらもハイカットという変化球中の変化球をコーディネイトに取り入れるところに黒野さんらしさが感じられる。ソールはコマンドソール。

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【第4回】「トゥモローランド」川辺圭一郎さん

AUBERCY

フランスの老舗「オーベルシー」のタッセル付きワンピースローファー。やや長めのノーズやセミチゼルトゥからイタリア靴のような雰囲気も感じられる。パリの蚤の市で購入し、フレアパンツなどと合わせることが多いという。

Jacques Soloviere

「トゥモローランド」の別注モデルで、白と黒のコンビにキルト付きという川辺さんの好みを詰め込んだ1足。丸みのあるフォルムはやや女性的でありながら、グレインレザーを採用することでほどよい塩梅に仕上げている。

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【第5回】「ファイブワン」泉敬人さん

TANINO CRISCI

惜しまれながらも2011年に廃業したイタリアの老舗「タニノクリスチー」のコンビローファー。栗色のスムースレザーとキャンバスのコンビネーションは足元に軽さをもたらしてくれる。数年前にデッドストックで購入。

SHINSHO

台湾にルーツを持つ「神匠」のタッセルローファー。10年近く前に約4万円で購入したといい、この価格にして1枚革のスキンステッチ仕様など、高級靴にみられる意匠が。ドレッシーに履けるようにトゥを鏡面磨きにしている。

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(出典/「2nd 2025年6月号 Vol.212」)

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