定番から新作まで、2nd編集部が選ぶ「ペニーローファー」のおすすめ10選。【断然革靴派】

定番、新作を問わず、いま買うことのできるローファーを厳選してご紹介。カテゴリは、ペニー、タッセル、ビット、そして変化球の4つ。今回はペニーローファーをピックアップ! ローファーの中でも最もベーシックなデザイン。サドルに入った切れ込みが特徴的なディテールで、1950年代のアメリカ東海岸の学生たちがその切れ込みに1セントコイン(別名ペニー)を挟んでいたことからこの呼び名に。コインローファーと呼ぶことも。誰もが知る名門シューメーカーからセレクトショップの別注作、気鋭のジャパンブランドまで幅広いラインナップからトラッドスタイルの相棒となる1足をお探しあれ!

「ALDEN(オールデン)」の[99362]

「ブルックス ブラザーズ」のコードバンローファーをOEMしていたことで、世界中にその名を馳せたのは知る人ぞ知るエピソード。その憧憬の名品に手を加え、日本人向けに甲を高く設定したバンラストを採用したのが[99362]だ。木型を入れた状態でモカ縫いを行うオン・ザ・ラスト仕立ての、手縫いによるつまみモカが重厚な存在感(ラコタTEL03-3545-3322)

Price:215,600yen(including tax) Leather:Cordovan
Construction:Goodyear Outsole:Leather

「G.H.BASS(ジーエイチバス)」の[ローガン]

遡ること90年も前の1936年に、ローファーの始祖的モデル「ウィージャンズ」を発表した「ジーエイチバス」。現在は同社のローファーライン全般を指す呼称になっており、中でもこの[ローガン]こそ最もベーシックな1足だ。伝統的なルックスはそのまま、現行品ではクッション性の高いインソールにアップデート(ジーエイチバス トウキョウTEL03-5843-0777)

Price:39,600yen(including tax) Leather:Glass Leather
Construction:Mckay Outsole:Leather

「Crockett & Jones(クロケットアンドジョーンズ)」の[ボストン2]

不朽の名作ペニーローファー[ボストン]を下敷きに、より日本人の足型にフィットしやすい「376」ラストを採用した[ボストン2]。 ヒールカップが小ぶりで、踵が抜けにくい。他にもハーフムーンと呼ばれる小さめのスリットやショートなヴァンプなど、英国靴ながら随所にアメリカンなテイストがみられる(グリフィンインターナショナルTEL03-5754-3561)

Price:121,000yen(including tax) Leather:Calf
Construction:Goodyear Outsole:Leather

「EDWARD GREEN(エドワードグリーン)」の[ピカデリー]

つま先にかけてやや絞りの入ったシャープなフォルム、いわゆるエッグトゥが目を惹く[ピカデリー]。英国靴らしくサドルやモカ縫いのステッチも控えめで、ドレススタイルでも履きこなせるエレガントさを備える。踵のトップラインにかけてなだらかに傾斜が設けられ、ホールド感の高いフィッティングに(ストラスブルゴ カスタマーセンターTEL0120-383-563)

Price:245,300yen(including tax) Leather:Calf
Construction:Goodyear Outsole:Leather

「J.M. WESTON × UNITED ARROWS(ジェイエムウエストン×ユナイテッドアローズ)」の[#180]別注モデル

シグニチャーローファー[#180]を、表情のあるグレインレザーでオーダー。グリーンのほか、ネイビーも展開しており、インソールやライニングを同色にすることで靴自体の印象をすっきりと仕上げた別注モデル。黒のアウトソールと相まってカジュアルな中に程よく品の良い印象に。(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 TEL050-8893-421)

Price:156,200yen(including tax) Leather:Grain Leather
Construction:Goodyear Outsole:Leather

この記事を書いた人
みなみ188
この記事を書いた人

みなみ188

ヤングTRADマン

1998年生まれ、兵庫県育ちの関西人。前職はスポーツ紙記者で身長は188cm(25歳になってようやく成長が止まった)。小中高とサッカーに熱中し、私服もほぼジャージだったが、大学時代に某アメトラブランドの販売員のアルバイトを始めたことでファッションに興味を持つように。雑誌やSNS、街中でイケてるコーディネイトを見た時に喜びを感じる。元々はドレスファッションが好みだったが、編集部に入ってからは様々なスタイルに触れるなかで自分らしいスタイルを模索中。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

Pick Up おすすめ記事

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...