素材選びと色合わせがカギ! テーラードジャケット×ダウンベストのおすすめ着こなし4選。

落ち着きのあるトラッドスタイルとアクティブなアウトドアスタイル。相反するふたつのスタイルをミックスする鍵はそのバランスにある。かなら難易度が高いと思われるテーラードジャケットとダウンベストのレイヤードも、ポイントさえ押さえればうまく着こなせる。この記事に出合ったのをきっかけに、ぜひ挑戦してみてほしい。

1.ボリュームあるダウンベストを軸としたほんのりとアメカジの香り漂うラギッドスタイル

ダウンベスト7万1500円/クレセントダウンワークス(ユーソニアングッズストアTEL03-5410-1776)、ジャケット9万3500円【セットアップ価格】/D.C.ホワイト(ステイ オア ゴーTEL03-6447-5095)、パーカ2万2000円/ハリウッド ランチ マーケットTEL03-3463-5668、シャツ2万5300円/シオタ customerservice@ciota.jp、メガネ3万8500円/イエローズプラス(G.B.ガファスTEL03-6427-6989)

ボリュームのある保温性抜群のダウンベストには、オリーブカラーのコーデュロイジャケットというラギッドなジャケットを合わせて引き締める。ダウンベストのベージュとオレンジ、ジャケットのオリーブという3色は、ミリタリープロダクトにも多く見られる組み合わせで相性抜群。これらの3色から“アメカジ”を連想し、スウェットパーカを差し込んだ。カジュアルになりすぎないように中にはギンガムチェックのBDシャツを。

2.男らしいタフなジャケットとプレップなダウンベストを小物使いで程よく馴染ませる

ダウンベスト7万7000円/ロッキーマウンテンフェザーベッド(アール 柳橋TEL080-7024-4090)、ジャケット5万1700円/サイベーシックス(マスターピースショールームTEL03-6407-0117)、デニムシャツ1万7600円/D.C.ホワイト(D.C.WHITE デスクTEL03-6447-5095)、タイ9900円/エンジニアド ガーメンツTEL03-6419-1798、キャップ7480円/マスター&コー(マッハ55リミテッドTEL03-5846-9535)

コーディネイトの主役に最適なマルチカラーのダウンベストはそれだけでインパクトが強いため、ほかのアイテムは基本的に無地でまとめるのがベター。高密度に織られたチノクロスのジャケットと生地に奥行きのあるデニムシャツという、表情のあるタフな素材のアイテムを入れることで、ダウンベストの持つポップな雰囲気を程よく中和。これだけだと味気ないため、アメトラ小物の定番であるBBキャップとチェックタイを加えた。

3.土臭いカラーリングをポップにまとめたレトロアウトドア×プレッピーのミックススタイル

ダウンベスト8万1400円/サウス2 ウエスト8(サウス2 ウエスト8 TEL011-280-7577)、ジャケット5万8300円/グランク(にしのやTEL03-6434-0983)、シャギードッグセーター5万7200円/ドレイクス(シップス 銀座店TEL03-3564-5547)、BDシャツ3万4100円/インディビジュアライズドシャツ(メイデン・カンパニーTEL03-5410-9777)、メガネ8万4700円/10 アイヴァン(アイヴァン PR TEL03-6450-5300)

フィッシングから着想を得たダウンベストのヘビーデューティな雰囲気に合わせ、光沢のある細畝のコーデュロイジャケットを選択。土臭いカラーでまとめつつ、インナーにはピンクのBDシャツ、マルチカラーのシャギードッグセーターを合わせることでプレッピーな要素をプラス。段返り2つボタンのカジュアルなコーデュロイジャケットがアウトドアとプレッピーという2つの異なるスタイルの架け橋としての役割を担っている。

4.インパクトのあるビビッドカラーには起毛感のある上品なジャケットでバランスを取る

ダウンベスト5万8300円/マウンテンリサーチ(…..リサーチ ジェネラルストアTEL03-3463-6376)、ジャケット8万1400円/エンジニアド ガーメンツ(エンジニアド ガーメンツTEL03-6419-1798)、シャツ3万8500円/ポストオーバーオールズ(ポストオーバーオールズ中目黒TEL03-6303-2160)

ビビッドなイエローカラーとフード付きのデザインが目を引くダウンベストに合わせたのは、落ち着いたグレーのダブルブレストジャケット。ダウンベストがかなり派手な分、ジャケットは起毛感のある素材を選び、中に着るシャツもジャケットと同系色にまとめることで、程よいミックス感を演出している。このコーディネイトのように、ダウンベストが無地の場合は、シャツとジャケットを柄×柄にして遊び心を加えるのもよし。

(出典/「2nd 2025年1月号 Vol.210」)

この記事を書いた人
みなみ188
この記事を書いた人

みなみ188

ヤングTRADマン

1998年生まれ、兵庫県育ちの関西人。前職はスポーツ紙記者で身長は188cm(25歳になってようやく成長が止まった)。小中高とサッカーに熱中し、私服もほぼジャージだったが、大学時代に某アメトラブランドの販売員のアルバイトを始めたことでファッションに興味を持つように。雑誌やSNS、街中でイケてるコーディネイトを見た時に喜びを感じる。元々はドレスファッションが好みだったが、編集部に入ってからは様々なスタイルに触れるなかで自分らしいスタイルを模索中。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

Pick Up おすすめ記事

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...