新定番になるかも! 2nd編集部が掘り出す、今月の良品4選。

常日頃様々なファッションアイテムと出会う2nd編集部。ブランドやショップを訪れて触れる中から、気になるアイテムをディグる! これからの季節にぴったりな4アイテムをご紹介。

1.「コロンビア PFG」のディスペアーベイⅡジャケット|街でも、フィールドでも、雨でも、晴れでも。

1万7600円(コロンビアスポーツウェアジャパンTEL0120-193-803)

1938年にアメリカはオレゴン州にて創業した〈コロンビアスポーツウェアカンパニー〉。自然環境のなかで行うアウトドアスポーツに適した機能性や耐久性を持ったアイテムを製造しているが、コロンビアの魅力は機能性はさることながら、スタイリッシュなデザインや豊富なカラーバリエーションにあると言えるだろう。

こちらは人気急上昇中のフィッシングライン、PFGを象徴する人気アイテム〔バハマシャツ〕から着想を得たフィッシングジャケット。多少の雨なら防げる「オムニシールド」と紫外線から肌を守る「オムニシェイド」を備えており釣りにはもちろんのこと、街使いにも適している。

バハマシャツの特徴的なデザインでもある胸ポケットやロッドホルダーを採用しており、シルエットはゆったりとしたリラックスフィット、スタンドネックの仕様。カラーバリエーションはグレーとの2色展開。街でもフィールドでもオススメの一着となっている。

2.「ブルーナボイン」のアド ジャスト パンツ|どんな人でも
ジャストフィット!

4万6200円(ブルーナボインOSAKA TEL06-6213-1188)

「人生にアクセントをつける服」を、信頼できる生産者のもとで、最高の素材を使って、大胆かつ自由につくることをコンセプトとしたブランド、〈ブルーナボイン〉。一番小さいSサイズでもウエストは100cmと、ウエストを絞って穿くことを想定したデザインが特徴的なパンツはその名も〔アドジャストパンツ〕。

ウエストのみでなくシルエットも大ぶりなパンツは生地のもたつきが心配になるがそこは問題ない。着用時は動きやすく、さらに見た目は上品に見えるよう計算されている。センタークリースをイメージしたシームもアーモンド型フォルムの構築に寄与。

ライトなセルビッジデニムを使用しているので、ウエストを絞る際のたわみも気にならず、風通しの良いオーバーなシルエットも相まって真夏でも着用が可能となっている。大きめサイズを思いっきり絞ることで生まれるシルエットを楽しんでいただきたい。

3.「ニューバランス」のメットトゥエンティフォーエヌシリーズ
ショートスリーブクルーネック&ショーツ|その着心地は、まさにNB900番代。

ショートスリーブクルーネック8800円、ショーツ8800円(ニューバランスジャパンお客様相談室TEL0120-85-7120)

1906年にアメリカ・ボストンにて扁平足などを改善する矯正靴メーカーとして誕生したニューバランス。社名は靴を着用した人に新しい(New)、感覚(Balance)をもたらすことに由来する。現代においてもスニーカーのイメージが強いニューバランスから素材の良さにこだわったアパレルコレクション〔MET24〕の新ラインをご紹介。

天然素材の生地にこだわった〔Nシリーズ〕のショートスリーブクルーネックは、ポリエステルの芯糸にコットンの糸を巻きつけた糸でヘビーウェイトに編み立てたオリジナルの天竺生地を採用。芯糸にポリエステルを使用することで、適度なハリ・コシを実現、肌に触れる部分はコットンなので着心地も快適だ。

なんといっても胸元とパンツの先にあしらわれている、ニューバランスの900番代シューズと同じNロゴがつくのが嬉しい。履き心地を追求するスニーカーメーカーがつくる着心地を追求したセットアップ、ぜひお試しあれ。

4.「アーツアンドクラフツ」のエイジングキャンバスベーシックトート|職人の手仕事による、ベーシックな名品。

4万2900円(エバーグリーンワークスTEL03-5797-2335)

大量生産システムに疑問を投げかけ、手仕事の大切さを提唱した〝アーツ・アンド・クラフツ運動〟、そのムーブメントを主導した詩人ウィリアム・モリスのスピリッツを受け継ぎ、現代的感性と伝統的な職人技の融合を目指し2006年にスタートしたブランド<アーツ&クラフツ>。

トートバッグはそんなブランドの立ち上げから展開しているアイコン的なバッグだ。本体に使用されているレザーにはコードバンで有名なホーウィン社のクロムエクセルレザーを使用。ボディには力織機と呼ばれる昔ながらの織機を使って織られた、耳付きの6号帆布をベースに、ミモザから抽出されるタンニンで染められた天然草木染め生地を使用している。

ハンドルや底に使用されたレザー部分はもちろん、タンニンで染められた帆布も革と同じく、経年変化による色の変化を楽しむことができる素材。使い込むごとに味わいの出るトートバッグに仕上がった。

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 2023年7月号 Vol.196」)

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