「clutch cafe London」が勧める、この夏の着こなし。扱うブランド数は世界随一。

ファッション誌『クラッチ マガジン』の世界観とアイテムをそのままにセレクトしたショップが英国ロンドンにある「clutch cafe London」。ヘリテージブランドやジーンズカジュアルブランドなど扱うブランド数は世界随一で、トラッドには一家言ある英国の洒落者たちで賑わっている。そこで働くスタッフたちはどんなファッションをしているのか。どんなコーディネイトがロンドンで支持されるのか、スタイリングしてもらった。

クラッチマガジンの世界を体感できるショップ。

「時代を超え、国境を越える世界基準のモノと人」をテーマに、2012年に創刊した『クラッチ マガジン』。2ndの兄弟誌でもある、同誌の世界観とアイテムをそのままにセレクトしたショップが、英国ロンドンにある「クラッチカフェ ロンドン」だ。旧い街並みが多く残るロンドン、その中でも指定建造物に登録された英国において歴史的価値のある建物にて営業をしている。

扱っているブランド数は随一で、日本国内でもこれだけのヘリテージブランドやジーンズカジュアルブランドを揃えているセレクトショップはないだろう。そんな同店のスタッフ3人に、ロンドンにおけるこれからの時期の装いを紹介してもらった。

【着こなし①】クラシックなディティールが魅力です。|ストアマネージャー・オリバーさん

キーアイテム:アナトミカのキャンディストライプシャツ

グリーンストライプの6つボタンのBDシャツ。「グリーンのストライプは、実は色んなアイテムと相性が良いんです。ヴィンテージのディティールを踏襲しつつ、フィッティングは現代的に仕上げられています」

【着こなし②】ブレザーは僕のワードローブに欠かせません。|ショップスタッフ・ルイスさん

キーアイテム:アナトミカのユニバーシティジャケット ウールサージ

3つボタンにナチュラルショルダーと、アメリカンなブレザー。「身幅が広く、リラックスした雰囲気が気に入っています。使われている生地も美しく、僕にとっては持っていて絶対に損のない必需品です」

【着こなし③】格好良くて実用的、これからの時期も重宝します。|ショップスタッフ・スコットさん

シャツ/ビックヤンク、デニム/フルカウント、シューズ/オールデン

キーアイテム:ビッグヤンクのC1920フライヤーシャツ

これからの時期にちょうどいいコットンリネンのワークシャツ。「丈夫で手入れがしやすく、着心地がいいのでこのシャツを選びました。いまはこの上にジャケットを、気温が上がったらTシャツにこれ一枚で過ごします」

【DATA】
クラッチカフェ ロンドン
78-80 Great Portland Street Fitzrovia London W1W 7NT
営業/11:00〜18:00
休み/日曜
https://clutch-cafe.com/

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 2023年7月号 Vol.196」)

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パピー高野
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パピー高野

断然革靴派

長崎県出身、シティーボーイに憧れ上京。編集部に入ってから服好き精神に火がつき、たまの散財が生きがいに。いろんなスタイルに挑戦したい雑食タイプで、ヨーロッパからアメリカものまで幅広く好む。家の近所にある大盛カレーショップの名を、あだ名として拝借。
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