「ビームス プラス 原宿店」が勧める、この夏の着こなし。四者四様のブレザースタイル。

夏のファッションはシンプルな着こなしになるほど、お洒落の難易度は上がる。そんな時は頼りになるトラッドショップへ行こう。学生から大人まで老若男女が訪れる、言わずと知れた名トラッドショップ「ビームス プラス 原宿店」はネイビーブレザーを着こなす洒落者たちが迎えてくれる。彼らの夏コーデも見逃せない。

アメリカの黄金期を時代にあったスタイルで表現。

1945年から1965年の、エネルギーに溢れたアメリカ黄金期を表現することをコンセプトに掲げているビームス プラス。原宿駅から歩いて10分ほど、明治通りに面した「ビームス プラス 原宿店」は学生から大人まで老若男女が訪れる、言わずと知れた名トラッドショップだ。

今回スタイリングを紹介してもらう4人は事前に相談をして決めたわけではないが、当日全員がブレザーを着用。嬉しい誤算とはこのことを言うのだろう。スタッフは50代から20代と幅広い年齢層ながら、壁のないアットホームな雰囲気が作り出す心地の良い店内にはトラディショナルなウエアからネイティブアメリカンなジュエリーまで、広いアイテムが並んでいる。そんな原宿店の4人に各々の夏のブレザーの着こなしを教えてもらった。

【着こなし①】ブレザーにミリパンが私の定番スタイルです。|スタッフ・丹羽望さん

パンツ1万9800円、ベルト1万3200円、ソックス1980円、タイピン7480円/すべてビームス プラス(すべてビームス プラス 原宿店TEL03-3746-5851)、ブレザー/ビームス プラス、シャツ/インディビジュアライズドシャツ、ネクタイ/ケネスフィールド、シューズ/オールデン

キーアイテム:ビームス プラスのヘリンボーンツイル ミリタリートラウザー

USアーミーのファティーグパンツがベースのミリタリートラウザー。「わざとウエストのサイズをあげて購入し、自分に合うサイズにお直しをしてもらって履いています。そうするとパンツにボリュームが出て良いんです」

【着こなし②】ダブルのブレザーはカーディガン感覚で。|スタッフ・山田広志さん

ブレザー4万9500円、パンツ1万9800円/ともにビームス プラス、シューズ5万600円/ランコート×ビームス プラス、ベルト7700円/ビームス プラス(すべてビームス プラス 原宿店TEL03-3746-5851)、シャツ/ビームス プラス

キーアイテム:ビームス プラスの4ボタン ダブルブレステッド ブレザー

春夏シーズン向けのドライな生地感のダブルのブレザー。「打ち込みがしっかりしたウールは品があり、春夏も着やすいすっきりとした見た目。カジュアルなアイテムの上にカーディガン感覚で羽織りたいです」

【着こなし③】長袖半ズボンの組み合わせが好きなんです。|スタッフ・藤井洸太さん

ブレザー7万7000円/エンジニアドガーメンツ×ビームス プラス、ベスト3万800円/ディップ×ビームス プラス、ポロシャツ1万3200円/ビームス プラス、ショーツ4万1800円/エンジニアドガーメンツ×ビームス プラス、ソックス1760円/ビームス プラス(すべてビームス プラス 原宿店TEL03-3746-5851)、シューズ/ニューバランス、メガネ/モスコット

キーアイテム:ビームス プラスの12ゲージ ニット ポロシャツ

レーヨンコットンのさらっとした素材感の長袖ポロ。「ブレザーにシャツではなくポロシャツを合わせました。襟を残しつつ夏らしく軽いスタイリングです。7色展開のですが、シックに黒をチョイスしました」

【着こなし④】夏はブレザーもリゾートスタイルで。|スタッフ・佐藤亮介さん

ブレザー4万9500円/ビームス プラス、ショーツ2万4200円/ケネスフィールド、サンダル2万7280円/モヒンダーズ×ビームス プラス(すべてビームス プラス 原宿店TEL03-3746-5851)、シャツ/インディビジュアライズドシャツ×モヒート

キーアイテム:モヒンダーズ×ビームス プラスのシティー スリッパ

職人の手作業により丁寧に編み込まれたレザーが美しいサンダル。「ビームス プラスで販売しているこちらはソールが4mm低くなっているんです。たった4mmですがスタイリングがよりスマートになるんですよ」

【DATA】
ビームス プラス 原宿店
東京都渋谷区神宮前3丁目25-12
TEL03-3746-5851
営業/11:00~20:00
休み/不定休
https://www.instagram.com/beams_plus_harajuku/

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 2023年7月号 Vol.196」)

この記事を書いた人
パピー高野
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パピー高野

断然革靴派

長崎県出身、シティーボーイに憧れ上京。編集部に入ってから服好き精神に火がつき、たまの散財が生きがいに。いろんなスタイルに挑戦したい雑食タイプで、ヨーロッパからアメリカものまで幅広く好む。家の近所にある大盛カレーショップの名を、あだ名として拝借。
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