「アイビー&ネイビー」オーナー・小野雅之さんの、スイムパンツを使った大人夏コーデ。

関西の服好きが通うセレクトショップ「アイビー&ネイビー」の名物オーナーの小野雅之さん。アイビーや古着に精通したセレクトが人気を博す同店を率いる小野さんの今夏はパッチワークマドラスのジャケットをメインにスイムパンツを合わせるオリジナリティ溢れるコーデを披露。

コーディネートの肝は全体のバランス感覚です。

キャップ7700円/ポテン、ジャケット5万3680円/スチアンコル、パンツ1万1000円/ウィークエンダー、ソックス2640円/ロトト(すべてアイビー&ネイビー 06-6281-5024)、ポロシャツ/ジョンスメドレー、シューズ/ケイパ

「これを着たいと思ったものをメインにそこからコーディネイトを組み立てていきますが、今日はパッチワークマドラスのジャケットがメインです。中に合わせたポロシャツはジョンスメドレーのもの。昔、先輩に教えてもらったルールとして英国由来のポロシャツのボタンはすべて閉じて着用するようにしています。

この組み合わせにバミューダパンツを合わせると普通になってしまうので、スイムショーツで少し海っぽいイメージに寄せました。丈は短めの方が好きなので、足元のバランスを見ながら靴下との合わせを考えていますね。タックインの有無やパンツ・靴下の長さについても、アイテムを見ながら自分の感覚でコーディネイトに足し算・引き算をしながら考えています」

【ポイント①】アイテムのバランス。

「英国由来のポロシャツはボタンをすべて留めるのが自分の中のルール。アメリカ由来のものは逆に、ひとつ開けて着用するようにしています」

【ポイント②】スイムショーツで変化をつける。

「こういうデザインを普通の生地やシルエットで作っても格好良くなりません。スイムショーツだからこそハマるデザインですよね」

【ポイント③】90年代のスニーカー。

「シューレースが2つ付いているのも90年代当時のオリジナル。ホールド力などの理由があってのディテールだと思います」

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 2023年7月号 Vol.196」)

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2nd 編集部
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