Mark Boots(マークブーツ)の定番からレアものまで人気革靴5選。|名靴カタログ

靴業界の重鎮であるシューズプロデューサー、長嶋正樹が手がけるマークブーツ。そのプラット式グッドイヤーウェルト製法は唯一無二の履き心地を誇る。履きやすさを追求した日本生まれの革靴、一度履けばその魅力が伝わるはずだ。

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2021年10月26日

「マークブーツ」とは?

靴業界で50年のキャリアを誇り、いまもなお日本の革靴シーンを牽引し続けているシューズプロデューサーの長嶋正樹さんが手がけるブランドが、マークブーツである。

長嶋さんはインポートシューズ専門店・トレーディングポストの設立や日本のシューズブランド・三陽山長を立ち上げてきた、言わば紳士靴ブームの仕掛人。そんな重鎮が長きにわたり企画を温め、試行錯誤を繰り返してつくり上げたマークブーツ。その最大の特徴が、柔らかいグッドイヤーウェルト=プラット式グッドイヤーウェルトというものだ。

一般的に知られるグッドイヤーウェルト製法は、堅牢なつくりであると同時に、重くて硬く、底が曲がらずに歩きにくい側面も持つ。これを解消したのが、前述した柔らかくて歩きやすいプラット式グッドイヤーウェルト製法なのだ。もちろん考案したのは長嶋さんであり、特許も取得している。

これまでの革靴ではありえないほど、ソールがグニャッと曲がる抜群の屈曲性を持ち、インソールの内部にはフワリとしたクッション性ほど確保。通常の紳士靴に比べて約20%ほど軽量に仕上げられている。大人の顔を持ちながら、スニーカーのように軽くて履きやすい。それがマークブーツの真骨頂なのだ。

【1】チャッカブーツ

この「チャッカブーツ」をはじめ、パターンオーダーで素材やソールを選び、自分仕様に仕上げられるマークブーツ。こちらのモデルは、デザインやディテールはそのままに、稀少なブライドルコードバンをアッパーに使用した、イセタンメンズにラインナップ。

【2】プレーントゥ

時代に左右されないトラディショナルな趣きの「プレーントゥ」。アッパーにはクロムエクセルレザーを採用することで、ワークブーツのようなエイジングを醸し出す。薄めのラバーソールもレザーソールのようなスマートな印象でビジネスシーンにもマッチする。

【3】サドルシューズ

1950年代に英国で誕生したと言われているサドルシューズも、マークブーツでは展開。こちらのモデルでは、アッパーの素材に「チャッカ」と同じくブライダルコードバンを採用した新作。あえてハトメは付けず、シンプルながらも存在感のあるルックスに。

【4】ビットローファー

2016年に登場した「ビットローファー」。ブランド初となるローファータイプでも、他のモデルと同じくプラット式グッドイヤーウェルト製法を採用。こちらのモデルではスウェード素材を使用している。

【5】プレーントゥ

同じく「プレーントゥ」より、こちらはダークブラウンのコードバン素材を使用。写真上のクロムエクセルレザー仕様のモデル同様のプラット式グッドイヤーウェルト製法を用いながらも、コードバン独特の経年変化と艶感が味わえる。

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

【問い合わせ】
ブリットハウス
☎03-5806-3405
https://www.brithouse.co.jp/

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2021年10月26日

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2nd 編集部
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