三陽山長(サンヨウヤマチョウ)の定番からレアものまで人気革靴6選。|名靴カタログ

2000年の誕生以来、本物を求める靴好きを唸らせてきた生粋のドメスティックブランド。日本人の足を知り尽くし、生まれた靴には伝統と匠の技が息づいている。

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2021年10月26日

「三陽山長」とは?

2000年10月に山長印靴本舗に高級紳士靴として産声を上げ、翌年10月には、現在の三陽山長としてリスタート。〝品質本位〞を念頭に、世界最良の素材を駆使し、日本の伝統職人の匠の技による物づくりで、高級靴、鞄、革小物、雑貨からウエア類に至るまで、日本のオリジナリティあふれる世界観を発信するトータルブランドだ。

特に主軸である紳士靴は、熟練の技、匠なものづくり、粋な心遣いといった和の精神に基づきながら、「日本人の日本人によるメイド・イン・ジャパンの靴」をコンセプトにつくり続けられている。

ブランドの要はブランド設立時から展開されているストレートチップの「友二郎」。設立10周年となる2010年には木型をR201からR2010へと変更して、さらなる進化を遂げている。また、2011年にはドレススニーカーでグッドデザイン賞を受賞。前出した「友二郎」をはじめ、「弥三郎」や「友之介」といった各モデルに日本人の名前を付けているのも特徴的だ。

さらに職人たちは自分がつくった靴にそれと分かる目印をつけており、修理は製造した本人が行うというこだわりも。最高の履き心地に。そんな粋なアフターサービスも合わせ、長く履ける一足としてその魅力を堪能できる靴が三陽山長なのである。

【1】鹿三郎

2014年秋冬シーズンに登場したロングノーズのタッセルローファー「鹿三郎」。ラストには小ぶりのヒールカップで立体的なホールド感を体感できるR2010を採用し、アッパーの素材には最高品質のコードバンを使用している。履き込むほどに味わいの増す1足だ。

【2】友二郎

こちらが2003年の登場以来、ブランドの顔として君臨するストレートチップの「友二郎」。2010年以前のモデルに比べ、このラストは、二の甲と呼ばれる足でもっともくびれる部分の外くるぶし側が、さらに低く抑えられているのが特徴的。

【3】弥伍郎

カジュアルなペニーローファーながらも、上品で丸みを帯びたスタイリングに繊細なモカステッチ、さらに上質な素材がラグジュアリー感も醸し出す。ベルト小窓に収納できる、ブランドのシンボルマークが刻み込まれたオリジナルコインが付属する。

【4】鷲一郎

2014年の秋冬コレクションで発表された[鷲一郎]は、アッパーに稀少なコードバン素材を贅沢に使用したブルーチャータイプのウイングチップブーツ。ラストはR2010でダブルソール仕様。鈍く輝く光沢が唯一無二の存在。

【5】源太郎

品格あるカーフレザーとバックルで仕上げた男らしいダブルモンクストラップを採用する「源太郎」は、2015年の秋冬にリリース。ラストにはR201をベースに2007に開発した比較的ロングノーズなラウンドトゥのR305を使用。

【6】堅志

2011年にグッドデザイン賞を受賞したドレススニーカーラインより、スリップオンタイプの「堅志」。上品なカーフスウェードに、低反発性素材のインソールとラバーのアウトソールを合わせた、まさにスニーカーのような履き心地。

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

【問い合わせ】
三陽山長 銀座店
☎03-3563-7841
http://www.sanyoyamacho.com/

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2021年10月26日

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