ALDEN(オールデン)の定番からレアものまで人気革靴12選。|名靴カタログ

トラッドな装いからカジュアルルックまで、アメリカンなスタイリングの足下にはいつだってオールデンが必要なのだ。そんな名作ぞろいのオールデンから王道からレアものまでご紹介。

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2021年10月26日

「オールデン」とは?

マサチューセッツ州ミドルボロウでオールデンが創業したのは、1884年のこと。初期の製品は、カスタムメイドのブーツや受注生産による紳士靴であった。1970年代には、トラディショナルなグッドイヤーウェルテッド靴の生産に加えて、足に問題を抱えた人でも快適に履くことのできる医療用矯正靴の分野を開拓。それ以降、すばらしい履き心地の追求はオールデンのアイデンティティそのものとなった。

3度の移設を経て、現在の工場は創業の地であるミドルボロウにある。いまや米国の靴文化を象徴するシューメーカーであり、アメリカのトラッドファッションを語るうえで欠かかせないブランドだ。選りすぐられた素材を用い、コンフォータブルなフィット感を備えた名作の数々は、ボタンダウンシャツやデニムパンツといったアメリカ生まれのアイテムを取り入れたカジュアルスタイルにおいての活躍でも他を圧倒する。

2015年には、1970年代に完成したとされる名作「チャッカブーツ」以来、約40年ぶりの新作として「ミシガンブーツ」が登場。また1995年に生み出された「タンカーブーツ」の20周年記念モデルも発表されるなど、動向が気になり続ける、ファンの心をつかんで離さないブランドだ。

【1】54321(アルゴンキンオックスフォード)

通称、Vチップ。オールデンの定番モデルだ。モディファイドラストを使用しているため、長時間歩いても疲れにくい。快適な歩行を繰り返すうちに、ホーウィン社のシェルコードバンにアジのあるシワが刻まれる。

【2】53504(5アイレットプレーントゥ)

6アイレットで展開されることが多かったモディファイドラストを5アイレットで仕上げることにより、コットンシューレースの存在感が控えめになって、スウェードの柔らかいムードが強調されている。厳選されたカーフスウェードにシングルレザーソールの組み合わせ。

【3】9751(ロングウイングチップ)

バリーラストを使用した人気モデル。トゥの飾りがサイドを通ってヒール部まで伸びているロングウイングチップは、アメリカブランドにおける定番的な意匠である。シェルコードバンのアッパーがダブルレザーソールを備えて、重厚な雰囲気が強調されている。

【4】45699H(モックトゥブーツ)

ブランドを代表する木型であり、履き心地の良さが追求されたモディファイドラストで製作。ホーウィン社のシェルコードバンに、立体的なハンドスキンステッチが入っている。このラストならではの美しい曲線と相まって、惚れ惚れするような仕上がりだ。

【5】3563H(ミシガンブーツ)

2015年、オールデンの実に約40年ぶりの新作として発表され話題を集めた「ミシガンブーツ」。デザインのベースになっているのは、モカシンシューズを代表する「レンジャーモック」。ハンターグリーンカラーのカーフスウェードは、日本別注となる。

【6】59197(スウェードモックトゥオックスフォード)

モカシン部分を手縫いではなく、クローンステッチと呼ばれるミシン縫いの仕様にすることで、凹凸を抑えてカーフスウェードの素材感を引き立てた1足。そこにストームウェルトのボリューム感を足し算することにより、レトロで温もりのある雰囲気に。

【7】56201(キャップトゥ)

つま先に丸みがあって、指を自由に動かせるのもモディファイドラストの特徴。こちらのモデルはキャップトゥデザインが施され、飾り穴とともに主張されている。ホーウィン社のシェルコードバンとシングルレザーソールの組み合わせから漂う適度な緊張感も心地良い。

【8】99267(ペニーローファー)

ヴァンラストのローファーは、ほぼ垂直につま先が立ち上がっていて立体感のあるステッチが表現されている。ロウ引きされた馬の尻尾を束ねて作られた糸を用いて、オールデンの工場でもわずかしかいない熟練のハンドスキンステッチ職人が丁寧に縫い上げている。

【9】45491H(タンカーブーツ)

黒のクロムエクセルレザーを使った、[タンカーブーツ]誕生20周年記念モデル。木型を入れた状態で縫うモカは、ライニングを縫わないようにしているため、履いた時にステッチが足に当たらない。熟練の職人でも1日に10足程度しか縫うことができない仕様だ。

【10】405(インディブーツ)

トゥにボリュームがあって甲が低めのトゥルーバランスラストを使用した代表的モデルがコチラ。映画『インディ・ジョーンズ』で主人公のジョーンズ博士とともに様々な冒険をしたことで知られる。アッパーはホーウィン社が手掛けたレザー、オースティンベンズ。

【11】1340(チャッカブーツ)

程よいボリューム感に男らしさが漂うバリーラストを使用。プレーンなチャッカブーツデザインに浮かび上がるヘビーステッチも心を揺さぶる。アッパーはホーウィン社のシェルコードバン。そこに武骨で重量感のあるダブルレザーソールを配す。

【12】53711(ミリタリープレーントゥオックスフォード)

緩やかな曲線を描くアーチシェイプと小さめのヒールカップが抜群のフィット感をもたらすミリタリーラストで、シンプルなプレーントゥスタイルに。アッパーにはキメが細やかで美しい光沢があり、履き込むほどに馴染んでいくカーフ素材を採用。

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

【問い合わせ】
ラコタハウス青山店
☎ 03-5778-2010
https://www.lakotahouse.com/brand/category/3

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2021年10月26日

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